エキレビ!ライター、米光一成と井上マサキは死んでしまいました。

「THE MUMMY ESCAPE GAME」の話である。ハリウッド映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』とSCRAPの「リアル脱出ゲーム」が手を組み、映画の設定さながらにミイラ復活を食い止めるリアル脱出ゲームを作りあげたのだ。

これまで東京ドームなどの大型施設や、『名探偵コナン』『進撃の巨人』といったアニメ作品など、多くのコラボ公演を行ってきたリアル脱出ゲーム。ハリウッド映画とのコラボは意外にも初めてのこと。今回、映画公開に先駆けて、一足早く謎解きに挑戦する機会をもらったのですが……。


1時間以内に脱出しないと人類滅亡


映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』は、米軍関係者のニック(トム・クルーズ)と考古学者のジェニー(アナベル・ウォーリス)が、中東で謎の巨大な棺を発見するところから物語が動き出す。棺に封印されていたのは古代エジプト王女アマネット。ファラオへの復讐のために邪悪なモンスターと化し、5000年のあいだ封じ込められていた王女が現代に蘇ってしまう……!


リアル脱出ゲーム「THE MUMMY ESCAPE GAME」では、SCRAPの常設スペース・アジトオブスクラップ東新宿GUNKANに『ザ・マミー』の世界を再現。王女アマネットを封印していた巨大な棺も置いてありました。開けたくない。


「THE MUMMY ESCAPE GAME」は最大10名での参加が可能。この日はメディア向けの体験会ということで、我らがエキレビ2名(米光一成&井上マサキ)を含む9名で挑戦。基本的な注意事項の説明を受けて、いよいよスタート。ここは映画にも登場する「プロディジウム研究所」。参加者は「本日付けで研究所に配属された警備員」として扱われ、研究員から研究所の中を案内されます。

中東で発掘されたミイラ(=マミー)がこの研究所で拘束されていること、マミーは水銀が注入された拘束装置「神の檻」で拘束されていること、予備の拘束装置は1時間しかもたないこと……。解説には映画の映像を交えており、これもコラボ作品ならでは。

一通りの説明が終わったそのとき、突如警報が!


マミーからの異常反応を確認! 拘束が解けてしまう危険性があるため、急いで予備の拘束装置を作動する研究員。しかし、予備装置がもつのは1時間。このままでは凶暴なマミーが解放されてしまう。制限時館内に全ての謎を解き明かし、マミーを封印して脱出しなくてはならない……!


……が、ここから先は当然ながらネタバレNG。参加者は本当に研究所の中に閉じ込められ、あちこちに散りばめられた謎を解いて脱出を試みます。

手分けして探索したり、詰まっている人を助けたり、全員の力を合わせる場面があったり、年長者の米光さんがリーダーシップを発揮したりしなかったり……と、初対面ながら不思議な一体感が生まる1時間。最大10人で同時に参加できるだけあって、チームワークがとても大事。メンバーのひらめきに助けられ、研究所の深部に迫ったものの、無情にもタイムオーバー。本当にあと一歩のところで脱出失敗。無念すぎる……。

ロサンゼルス版に比べて、日本版はガチ。


「THE MUMMY ESCAPE GAME」は先行してロサンゼルスでも公演を行っている。スタッフの方によると、ロサンゼルス版より日本版のほうが遙かに難しいそう。ロサンゼルスでは観光客などが気軽に立ち寄って遊べるスペースなのに対し、東京はリアル脱出ゲームの常設スペースで「ガチ勢」も相手にする本気仕様なのだ。映画のプロモーションなんでしょ、と舐めてかかると本当に痛い目をみる。

ちなみに映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』には元ネタがある。85年前に公開された『ミイラ再生』(1932)だ。ユニバーサル・スタジオは過去のモンスター映画を現代版にリメイクする「ダーク・ユニバース」プロジェクトをスタートさせており、『ザ・マミー』はその第一弾。以降、『フランケンシュタインの花嫁』(1935)や『透明人間』(1933)のリメイクが決定している。

『ザ・マミー』に続き、レジェンド級のモンスターたちから逃げのびるリアル脱出ゲームも登場するのかも。ただパズルを解くだけでなく、物語の世界に没入して謎を解くリアル脱出ゲームは、ハリウッド映画と相性が悪いわけがないのだった。

●リアル脱出ゲーム「THE MUMMY ESCAPE GAME」
7月8月開催分のチケットは残り僅か。9月開催分のチケットは8月5日(土)一般発売開始。詳しくは公式サイトにて。

●映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』
7月28日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー。 配給:東宝東和


(井上マサキ)