8月12日夜10時からWOWOWプライムにて放送開始となる『連続ドラマW プラージュ 〜訳ありばかりのシェアハウス〜』。主演を務めるのは星野源で、他にも石田ゆり子や仲里依紗、スガシカオといった個性派キャストらが出演するこのドラマ。
昨日(7月31日)、東京国際フォーラムにて完成披露試写会と舞台挨拶が開催されています。


【ストーリー】
32歳、旅行代理店の冴えない営業マン吉村貴生(星野)は、仕事で失敗続きの上に好きだった女性にも相手にされず、憂さ晴らしに出掛けた先で、よく分からないまま覚せい剤を打たれ逮捕されてしまった。当然、会社からも解雇。挙げ句、住んでいた部屋が火事に……。執行猶予中の身で借りられる物件などそうそうあるわけもなく、「ここで駄目なら他に行く所なんかないよ」と連れていかれたのは、朝田潤子(石田)がオーナーを務める「プラージュ」という名の1階がカフェのシェアハウスだった。
「基本家賃は5万円、掃除は交代制、個室の仕切りはカーテンのみ、ただしおいしい食事付き」。再就職が決まるまで、と軽い気持ちで住み始めた貴生だったが、“訳あり”の住人たち─── 小池美羽(仲)、野口彰(眞島秀和)、矢部紫織(中村ゆり)、中原通彦(渋川清彦)、加藤友樹(スガ)───が起こす様々な騒動に巻き込まれていき……。

「自分史上、最も好きになれない役を今回は演じる」(星野)


当日はドラマ1話を試写し、その後、シェアハウスの住人を演じるキャスト7名と同作の吉田康弘監督が登壇しています。


まずは「自分が演じる登場人物史上、最もだらしなくて好きになれない役」と、今回の役柄について言い切る星野源の挨拶から。


星野 貴生に関しての役の説明は、あんな感じの人です(笑)。おバカというか、これからもどんどんいろんな目に遭っていったり、色んな人に触れ合ったりして、貴生がどう変わっていくのか。


仲 皆さん、1話を観て「美羽ちゃん、謎だな」と思われたと思うんですけど、色んな人に助けてもらいながら「シェアハウスっていいな」「自分も住んでみたいな」と思ってもらえるような作品になってると思うので、是非最後まで楽しんでください。


眞島 特にスガさんと同じ空間にいるのがすごく不思議で(笑)。ずっと僕はスガさんの曲を聴かせていただいていたんで、目の前にいらっしゃったのは不思議な感じが実はありました。


中村 私の役どころは、昔の男にずっと面倒かけられるんですね。だから、前科者ばかりのシェアハウスと言っても、実はいい子なんです(笑)。自分のせいで前科者になったわけではない役どころなんですけど、プラージュの中ではすごく明るくてムードメーカー的な役です。


渋川 ずーっとあんな感じで、5話まで(星野)源ちゃんをイジっていきますんで、楽しみにしててください。


スガ 役者というお仕事をはじめてやらせていただきましたスガシカオです。全然右も左もわからず始まったんですけど、百戦錬磨の先輩の役者の皆さんに色々教えていただいて、源ちゃんには台詞の覚え方まで教えていただいて(星野、「ハハハッ!」と笑う)、ゆり子さんには振り向き方まで教えていただいて(笑)、リハーサルの時に皆さんの演技を見て一生懸命勉強して、そんな風になんとかご迷惑をかけないようにやったんですけど。第5話までのDVDが配られてはいるんですけど、僕は怖くてまだ観れなくてですね(笑)、一体どうなっていることやらという感じなんですが、でも役者という仕事がすごく面白くて、自分に返ってくるものが大きかったので、すごく有意義で楽しい仕事をさせていただきました。このドラマ本当に楽しいものになっているみたいなので、僕も放送を一緒に緊張しながら観たいと思っています(笑)。


石田 私の役はプラージュのオーナーで……あっ、皆さん観たんですよね(笑)。朝田潤子さんっていうんですけど、本当に人としてこういう気持ちで生きていけたらいいなというくらいの母性の塊の人で、私は全然、潤子さんと比べると足元にも及ばない人間なので、こういう人になりたい(笑)。
星野 そんなことないです。
(場内 笑)


石田 ありがとう。
(場内 笑)

今までの人生の中で“最大の罪”を告白するキャスト陣


───『プラージュ』は罪や様々な過去を背負った人の再生がテーマの作品なんですが、男性キャストの皆様、今まで過去を振り返って“最大の罪”だと思うことは何でしょうか?
星野 ドラマの話しましょうよ! なんでドラマの話をせずに罪の話するんですか。
(場内 笑)
星野 最近、僕、すごい罪だなと思いつつ、なかなかやめられないのは、締め切りを守らなくなってしまって。
(場内 笑)
星野 僕、今年の目標が「無理をしない」なんですけど、それが締め切りに影響を。締め切りって本当は守った方がいいんですけど、大抵、守らないことを見越して前に設定されてることが多いんで、それがわかってしまうお年頃っていう。「一週間くらい、別に大丈夫っしょ」みたいな。
(場内 笑)
星野 その中で甘えてしまって「無理しない、無理しない。なんとかなる」っていう気持ちで曲の締め切りとか、守らないッスねえ……。
(場内 笑)
───どれくらいの範囲なのか? まだ3日とか4日とかなら大丈夫だと思うんですけど。
星野 でも、そのくらいですね。最終的に迷惑はかけないという点は守りたいので。やっぱり、怒られたくない……。人が怒らないくらいの、可愛げのある締め切りの守らなさを維持して。なるべく楽をして生きていきたいですね。
(場内 拍手)
星野 拍手をもらえるとは!

スガ 僕はミュージシャンになる前に会社員をやってたんですけど「ミュージシャンになるんで会社辞めます」って言えなくて。デビューも何も決まってなかったんで、ウソついて会社辞めました。
───どういうウソだったんですか?
スガ 「父親の会社に就職することが決まったんで退職させていただきます」って辞めました(笑)。当時、ちなみに僕は係長でした。
(場内 笑)

撮影中は人生を問い合って絆を深めていた


───続きまして、本作の現場についてお伺いしていきたいと思います。
星野 なんだったんですか、今のは!
(場内 笑)
───このドラマの舞台は近年話題になっているシェアハウスなんですけど、独特の空間、雰囲気、味わっていただけましたでしょうか?
仲 東京に出てきた当初を思い出しましたね。シェアハウスじゃないんですけど学生寮に住んでいて、色んな方と住んでいたのを思い出して。「お風呂場とか一緒だったなあ」とか。……まあ、あんまりいい思い出じゃないですね。門限とかあったし。ウフフ! プラージュは門限無さそうですね。「いいなあ〜」と、思いました(笑)。
───皆さんとご一緒されていかがでしたか?
仲 寮母さんが厳しかったんですよ。だから、石田さんみたいな素敵で優しい寮母さんだったらいいなあ〜と思いました(笑)。
中村 2階に控室みたいに使ってた畳の部屋があって、そこにみんないたんですけど、一つの狭い部屋にこれだけの人数がいるので、結構自由にゴロゴロとかしてたし(笑)。あと、夜はちょっと薄暗くて、開いたら点くランプみたいなものを持ってきて、段々キャンプファイヤーみたいになっちゃって。その暗さの中、段々恋バナとか始めちゃって(笑)。そのおかげあって、皆さんと楽しいお話をたくさんさせていただきました。
石田 2階に楽屋として使わせていただいた10畳くらいのお部屋があって。みんな、もう定位置があってね。自分の場所があって、そこで朝から晩まで待ってる。撮影の時は下に降りていって、終わったら上がってきて。なんか、林間学校、修学旅行みたいな雰囲気で(笑)。で、昼間はカレーとかラーメンの話で盛り上がり。夜は、どうにもならなくて人生を問うしか……。
(場内 笑)
星野 シーンを撮ってる上の階が控室で、ちょっと動くと「ミシッ」ってなるから動けなかったんです。すごいシーンとしながらボソボソっと喋ってて、必然的に人生の話になっていって。
(場内 笑)
石田 でもあの時間が、プラージュでみんなが過ごしている空気をすごく作ったなと思います。

星野源と石田ゆり子にイジられまくるスガシカオ


では最後に、キャストの方々からメッセージを。……が、ここである人がなぜかイジられまくります。

スガ 素晴らしい作品になっていると絶対に信じています。そして、僕はこの先に別に役者の仕事があるわけじゃないので、『プラージュ2』がありましたら是非、呼んでいただけたら張り切ってやります(笑)。
中村 なんたってスガシカオさんの俳優デビュー作ですから見逃せません! よろしくお願いします(笑)。
石田 一人ひとりがとても魅力的な素晴らしいドラマです。スガさんもね……
スガ 俺、いらないよ(笑)!


石田 スガさんが、初めて芝居をしてます。
(場内 笑)
石田 とても、それが素敵なんです。
スガ もう、やめて(笑)。
石田 スガさんは、役としていつも私の隣にいる感じが多かったんですけど「カメラの位置で芝居は変えたほうがいいですか、ゆり子さん?」「カメラの数で変えたほうがいいですか?」って。「そんな器用なこと、むしろ私ではできません」って。ね?
スガ すいません、本当に質問ばっかりしてしまって……(笑)。


星野 僕も昨日、初めて1話から観まして。思ったよりもコメディの色が強いなと思って。で、監督がおっしゃってたように2話以降は色んな魅力が話ごとに違っていて。あと、やっぱり5話のスガさんですよね。スガさん、すごい素敵でした。
スガ おい……。
(場内 笑)


スガ (星野を指差して)あのねえ、脱いでますからね。すごい脱いでますから!
星野 そんなことはどうでもいいんです。


スガ 俺、源ちゃんの裸初めて見た!
(場内 笑)
星野 いや、僕は割と役者ではよく脱がされるんです。
スガ すごい裸だった。
星野 あれは、本当にイヤでしたね。裸はなるべく無しにしたいです。スガさんは脱がれてない、今回は?
スガ 僕、止められました。
星野 止められた!?
スガ 僕、脱ごうと思ったら「スガさん、いいですから」って。
星野 なんですか、その明確な差っていうのは。なぜ僕は、野放しで脱がされるのか? でも5話に名シーンがあったり、魅力がたくさんあるので最後まで観ていただきたいと思います。そして観ていただくには、是非WOWOWにもお入りください。


(寺西ジャジューカ)