日本の自治体の評価は高い 地方債の発行は、あまり知られていません。国債ほど定期的に発行されていませんし、発行額も多くないからです。認知度が低い理由はそれだけではありません。実は人気があってスグに売り切れるので、国債のよう […]

日本の自治体の評価は高い

地方債の発行は、あまり知られていません。国債ほど定期的に発行されていませんし、発行額も多くないからです。認知度が低い理由はそれだけではありません。実は人気があってスグに売り切れるので、国債のようにPRしなくても良いのです。
 
地方債は国債と比較すると、利率が高いことが理由です。例えば、平成27年12月に発行した第2回東京グローバル都債(円貨)の実績は期間3年で表面利率は0.12%でした。同時期に発行された個人向け国債3年固定型の利率は0.05%でした。スタンダード&プアーズの各付けは共にA+ですので、遜色はありません。
 
こういった格付けは、投資の判断材料になります。自治体固有の信用力を表す評価BCA(※1)はaaaからcまでありますが、日本の自治体は「aa」「aaa」と評価されています。
 
※1 BCA=ベースライン信用リスク評価。関係者もしくは政府による緊急時の支援がないと想定した場合の単独ベースでの固有の信用力に関して、ムーディーズにより定められた指標。ムーディーズは100年以上にわたし、信用リスクの分析、モニタリングのトップブランドとして認知されている。
 

地方債を購入するには、マメな情報収集が必要

地方債は発行体によって、条件が違います。東京都の場合、購入できるのは東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県に在住または在勤在学の個人、同エリア内に主たる事務所のある法人といった条件があります。
 
私が以前住んでいた福岡市の場合は、個人法人にかかわらず、福岡市に住んでいなくても購入することは出来ます。お世話になった場所だから、市債を購入しよう〜といったことが出来るのですが、現実には難しそうです。その理由としては、取り扱い金融機関が限定されていること、発行時期の情報が得にくいといったことがあります。
 
タイミングが合えば魅力的な地方債ですが、マイナス金利の影響で個人向けの市債の発行は激減しています。東京都の場合、「東京環境サポーター債」という名称で円貨建てではなく豪ドル建ての発行がありました。
 
 
これは、11月24日に売り出されましたが、11月25日に完売御礼が配信されています。人気がうかがえます。地方債に投資をしながら地域に貢献するためのハードルは高そうです。