コロナ渦、資産運用を考える方もいらっしゃるでしょう。筆者は、夫婦問題や終活・相続のご相談が多いので、人生後半のお金についてお話することが多いのが特徴です。しかし、昭和のバブルの影響か、50代の方は資産運用のハードルが高いことがあります。

まずは昭和脳を書き換えよう!

相談者の方とお話ししていると、なかには資産運用に悪いイメージをお持ちの方がいらっしゃいます。
 

1:投資は怖い
2:お金の話は難しい
3:運用は面倒くさい

 
上記です。「投資は怖い」と感じている方のなかには、「亡くなった父から“投資にだけは手を出すな”と言われている」という人もいらっしゃいます。投資の仕組みを話す筆者にまで疑いの目を向けられることがあります。
 
まず、知っていただきたいのは投資と投機の違いです。
 
■投機とは
短期的に利益を出すこと。機会に投じるので『投機』といいます。
 
■投資とは
長期的に資産を育てること。資産を投じるので『投資』といいます。
 
資産運用では、一獲千金を狙いたくなるかもしれませんが、現実はそううまくいきません。決して投機が悪ではないのですが、初心者は手を出さないほうが無難です。
 
資産を育てることを『資産運用』といいますが、正しい知識を持っていれば怖いものではありません。怖がらないで研究・研さんしてみましょう。それが「マネーリテラシーを身につける」ということなのです。
 
残念ながら今では預金ではお金は増えません。投資の知識を身につければ、怖さ・難しさ・面倒くささを感じにくくなるかもしれません。
 

怖い・難しい・面倒くさいは、リテラシーがあれば越えられるかもしれません

50代の初心者の方が投資を始めるのに必要なことは、目標額を定めることです。しかし、単純に「500万円くらい? それとも1000万円?」など、根拠のない数字を考えるのではなく、まずは自分がいくらのお金が必要なのかを見積もりましょう。
 
ここで「やはり面倒くさい」とは思わず、丁寧にゆっくり考えていきましょう。リテラシーとは、ただ知識を増やすことではありません。小さなことをコツコツ実践していくことも含まれます(別稿「後半」で詳細はお伝えします)。
 

令和の資産形成ルールWPPで将来に備える

ではここで、令和時代の資産運用ルール「WPP」を説明します。
 

<WPPとは>

■Working longer  ワーキングロンガー
 長く働く
 
■Private pension  プライベートペンション
 私的年金
 
■Public pension 
 公的年金
 
上記の頭文字をとってWPPといいます。昭和の頃は「年金生活」という言葉がありましたが、令和の高齢者でそんな生活ができる人は減少傾向にあります。これからは、複眼的思考で老後問題をとらえることが大切なのです。
 

1:昭和脳を変える
2:「怖い・難しい・面倒くさい」はリテラシーで越える
3:令和の資産形成ルールWPPで将来に備える

 
上記3つを心に置いて資産形成をしてください。
 
執筆者:寺門美和子
ファイナンシャルプランナー、相続診断士