家計簿をつけていると、赤字と黒字を行ったり来たりで、何とか黒字を安定させたい、と考えるのは当然のことでしょう。そのために節約をしようと四苦八苦しているものの、思ったように効果が出ないということもあるでしょう。   そこで、あなたの節約術は効果的なのか、確認してみてください。ひょっとすると、その節約術は効果が少ないかもしれません。

節約術と聞いてあなたが思い浮かべるのはどれ?

多く寄せられる家計の相談で、よく話題にのぼる節約術をお伝えします。あなたはこの節約術をやっていますか? またこの節約術が効果的な方法だと思いますか?


・毎日広告を見て一番安い店に時間をかけて買い物に行く
・使っていない電気のコンセントを意識して抜く
・外食を減らして自炊にする
・エアコンの効き目がよいように意識して掃除をする
・水道代が減ると聞いたので食洗器に変えた
・お菓子やお酒を購入する回数、金額を減らした

など

いかがですか。一度は聞いたことのある方法だと思います。これらの方法は節約できますが、効果が高いかといえばそうでもありません。
 
これらの方法による節約は、ストレスがたまるのが特徴です。ストレスがたまることにより節約効果は低くなります。その理由について考えてみましょう。
 

ストレスを伴う節約術は効果が低い

そもそも節約を意識すること自体が、思い通りにお金が使えないのでストレスがたまります。ストレスがたまるとその節約方法を長く続けることができません。
 
その結果、節約の効果が得られないことにより、その節約術を止めてしまったり、ストレスの反動で高価なものを買ったり、大量に多くのものを買ったりして、結果的に節約どころか赤字を増やす結果になることもあります。
 
そのため、節約術はできるだけストレスをためず習慣化できることが、節約の達成につながります。そのような節約術はあるのでしょうか。
 

楽しく効果の高い節約術の条件とは?

節約術はインターネット上でもいろいろと紹介されています。楽しく効果の高い節約術の条件は、人それぞれ異なるかもしれませんが、多くの人の話から共通していることがあります。
 

(1)見える化できること

使ったものの金額や実際に節約できている実感が得られる
 

(2)システム化できること

システム化できることで習慣化することができ、途中で止めてしまうことが避けられる
 

(3)続けようと思う意識が芽生えること

見える化とシステム化により、将来にその増えたお金を使うことが楽しみになる
 
では、次に具体的な方法をお伝えします。
 

楽しく効果的な節約術は?

やはり知りたいのは具体的な方法でしょう。最後にそのいくつかをお伝えしておきます。何を楽しく感じるかは人それぞれ異なるので、あなたに合った方法を探してみてください。
 

(1)ポイントをためながら使った金額も明細により確認できる

いま「ポイ活」といって、さまざまな方法でポイントをためて、そのポイントを有効に使うという買い物の楽しみ方がはやっています。
 
どのようにポイントをためるかは、人それぞれ生活様式が異なるので一概にはいえませんが、いまの時代に「クレジットカード」を1枚も持っていないという人は少ないでしょうから、買い物を1枚のクレジットカードに集約してポイントをため、そのポイントを失効前にしっかり使うのがよいでしょう。
 
使っている金額やポイントもしっかり目に見えます。実際、1枚のクレジットカードに普段のすべての買い物を集約して、たまったポイントを旅行券や商品券に替え、自分へのご褒美として使っている人もいます。
 

(2)貯金箱による貯金

え? いまさら貯金箱なんてありえない、という声も聞こえてきそうですが、実はあなどれません。これも実践された人が多くいます。具体的には500円玉貯金がよい例です。
 
大きな缶で「〇〇〇万円」と書かれたあの缶です。あるご夫婦は同じ時期にこの缶を購入されて、この缶が貯まったら海外旅行に行く、と決められました。このご夫婦は日々、500円玉貯金を実践し、2年後に海外旅行に行かれました。
 
その後も500円玉貯金を続けておられ、今度は家のリフォームに挑戦です、といった話も聞きました。
 
このように、楽しみながら節約をし、達成できればご褒美を得る、これが一番節約できる方法といえるでしょう。ぜひ、あなたにふさわしい、楽しみながら続けられる節約術を見つけてください。
 
執筆者:秋口千佳
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士