役職がついてきて、ますます働き盛りともいえる、40代大卒の賃金はいくらくらいなのでしょうか。男性と女性では、同じ40代でも賃金にどれくらいの違いがあるのか、気になる人も多いでしょう。   本記事では、40代大卒の平均賃金と中央値を、男性と女性に分けて詳しく解説します。また、平均賃金と中央値の違いを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。  

平均値と中央値の違い

データを調べるときによく出てくる「平均値」と「中央値」の違いについてまず、正しく理解しておきましょう。
 
「平均値」とは、データをすべて足して、数値の個数で割った値のことをいいます。例えば「平均年収」は、年収のデータをすべて足して、データの数で割った年収のことです。
 
次に、「中央値」は、データを高い順か低い順に並べたときの、中央の値のことです。年収の中央値を出すときは、データを順番に並べて、データの中央にある年収を出します。
 
中央値は、データの数が「奇数」なら、中央の数がそのまま中央値ですが、「偶数」だった場合は、中央にあたる2つの数字を足して2で割らなくてはいけません。データを見る際には、十分に気を付けましょう。

 

40代学歴別の平均賃金と中央値

では、40代学歴別の平均賃金と中央値について見ていきましょう。この見出しでは、40代男性と女性で分けて解説します。
 
特に40代女性は、男性のようにバリバリと正社員で働いている人もいれば、育児優先でアルバイトやパートで働いている女性も多くいます。男性と女性では平均賃金に大きな差がありますので、ぜひ参考にしてください。

 

40代男性の平均賃金と中央値

まず、厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 学歴別にみた賃金」より、40代男性の平均賃金を学歴別に見ていきましょう。なお、データは40〜44歳と45〜49歳の2つに分かれています。
 

大学院 大学 高専・短大 専門学校 高校
40〜44歳 498.9 416.4 359.8 319.8 311.4
45〜49歳 560.3 461.5 390.9 351.4 333.3

※賃金(千円)
 
40代大卒の男性の平均賃金は、40〜44歳が41万6400円、大学院卒の場合は49万8900円と、その差は8万2500円もあります。45〜49歳の場合、差はさらに広がり、9万8800円であることがわかりました。
 
また、40代男性の賃金中央値は37万5350円。大学・大学院卒は中央値を超えることがわかります。

 

40代女性の平均賃金と中央値

次に、40代女性の平均賃金と中央値を学歴別に見ていきましょう。
 

大学院 大学 高専・短大 専門学校 高校
40〜44歳 450.3 320.3 264.9 275.2 221.9
45〜49歳 500.1 340.9 275.8 279.4 234.0

※賃金(千円)
 
40代大卒の女性の平均賃金は、40〜44歳が32万300円、大学院卒が45万300円であり、13万円の差がありました。45〜49歳の場合、15万9200円の差があり、こちらも男性の平均賃金と同じで差がさらに広がっています。
 
また、40代大卒の男性の平均賃金と女性の平均賃金を比べてみると、40〜44歳の差が9万6100円、大学院卒は4万8600円。45〜49歳の差が大学卒は12万600円、大学院卒が6万200円でした。
 
大学卒の場合は約10〜12万円ほどの差がありますが、大学院卒の場合は約5〜6万円と差が小さいのがわかります。なお、40代女性の賃金中央値は27万7600円です。

 

40代は学歴が違えば賃金も大きく変わってくる

40代は学歴が異なるだけで、男性の賃金は約25万円、女性の賃金は約28万円もの差が広がります。大学以上を卒業しても、大学卒か大学院卒かで賃金が変わってくることがわかります。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:中村将士
新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー