住んでいる地域によって平均年収が大きく異なります。地域の雰囲気や治安もその地域の平均年収が影響するので、全体的に平均年収が高い地域に住みたいと思っている人は多いのではないのでしょうか。   そこでここでは、全国市区町村別の平均年収トップ5の地域を紹介します。

全国市区町村別の平均年収トップ5は?

総務省「令和2年課税標準額段階別所得割額等に関する調査」にて、各市区町村の平均年収が発表されています。それでは、1位〜5位までの地域の平均年収と地域の特徴について解説していきます。
 

1位:東京都港区/1163万1584円

1位は東京都港区という結果になりました。国土交通省2021年公示地価によると、港区のうち赤坂1丁目・6丁目、南麻布1丁目・4丁目、白銀台3丁目が東京都の地価トップ10にランクインしています。
 
港区は六本木ヒルズをはじめ高級タワーマンションが多く並んでいるだけでなく、白金台など昔から知られる高級住宅地も存在します。このように昔から富裕層が多く集まるエリアとして周知されており、港区ブランドによって地価・不動産価格ともに年々上昇しています。
 

2位:東京都千代田区/1005万1636円

東京都千代田区は皇居や国会議事堂など国の主要施設が集まっている地域です。国土交通省2021年公示地価によると、千代田区は一番町・三番町・六番町のいわゆる番町エリアと九段北がランクイン。
 
特に番町エリアは第二文教地区に分類され、人気の公立小学校があることから、日本全国から子育てに熱心な富裕層が集まる傾向にあります。
 

3位:東京都渋谷区/885万5484円

東京都渋谷区は繁華街、ビジネス街などさまざまな面を持ち合わせたエリアであり、交通のアクセスも良いので区全体で地価が高い傾向にあります。
 
中でも富裕層が多いエリアが南青山や恵比寿、松濤などが挙げられます。古くからの資産家や政治家、芸能人など幅広い富裕層から人気が高いです。
 

4位:東京都中央区/684万3638円

東京都中央区は日本でも最も地価が高い区として知られています。銀座など高級店が多く並ぶエリアが多いため、特に年齢が高めの富裕層から人気です。
 
また、中央区は地下鉄の駅が多く、利用できる路線の本数も充実しています。加えて大手企業のオフィスも多数あることから富裕層でも特にビジネスマンが多く住んでいる地域です。
 

5位:兵庫県芦屋市/652万842円

関西の富裕層が集まる街として知られる芦屋市。昭和初期から宅地開発が行われ、戦後頃から全国的に高級住宅地として名をはせてきました。
 
関西の高級住宅地の中でも芦屋はブランド価値があるため、関西の富裕層が集中する傾向にあります。芦屋でも特に六麓荘町はトップクラスの富裕層が集まっています。
 

トップ15まで視野を広げると村規模の地域もランクイン

令和2年課税標準額段階別所得割額等に関する調査は首都圏を中心に大都市圏にある市区町村が上位にランクインしていました。しかし、トップ15まで視野を広げてみると、首都圏ばかりが並んでいる中で福島県川内村や北海道猿払町がランクインしています。
 
区・市規模ばかりがランクインしている中で、どうして町・村規模の自治体がランクインしているのでしょうか。
 
まず福島県川内村は東日本大震災の福島第一原発事故で膨大な被害を受けた地域です。放射能被害で村の人が土地を離れる事態になってしまいましたが、補償金制度の関係で人が戻ってきつつあります。
 
ただ、令和元年度の平均年収から1年で200万円以上上昇している状態なので、今後の平均年収の変動に注目です。北海道猿払村は北海道の北部に位置し、ホタテの養殖産業が盛んな地域です。
 
ホタテ漁業で稼いでいる人が多いことから、地方でありながらランクインする結果となりました。このように大都市圏以外の地域でも地場産業によって街全体が高収入になるケースがあるとわかります。
 

やはり高収入は首都圏に集中

アクセスが良い、大学など学校の関係から高学歴の人が集まりやすい、大企業のオフィスが集中しているなどの理由で、平均年収が高い市区町村は首都圏をはじめとする大都市圏に集中している傾向があります。
 
ただ、地方でも地場産業で高い収入を得ている人もいます。したがって、高年収を目指したいなら自分のスキルや経歴を生かせる場所を選ぶことが大切といえるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部