納骨堂とは、遺骨を納める施設です。もともとは遺骨を一時的に収蔵する施設でしたが、最近では場所を取らず、コストも比較的安いことから、利用する人が増えています。
 
従来のなじみのあるお墓との違いは、ひとつの建物の中にたくさん納骨をしていくところです。わかりやすく言うと、従来のお墓は「一戸建て」、納骨堂は「マンション」と例えられます。
 
一口に納骨堂と言っても、種類はさまざまありますので、そのうちのいくつかをご紹介していきます。
 
1.ロッカー式納骨堂
まず1つ目は、ロッカー式納骨堂です。名前の通りロッカーのような棚に納骨するタイプです。
 
このタイプは比較的ほかの納骨堂に比べてコストが安く済みます。ただ、あまり供養物を置くスペースを確保できないのがデメリットになります。
 
2.室内型墓所
このタイプは、墓石を室内に建てます。天候に左右されることなく、一般のお墓と同じように線香やお花を供えたりすることが可能です。
 
ただ、地震などで建物が倒壊してしまう場合があります。その際に、大切な遺骨もなくなってしまう恐れがあります。
 
3.自動搬送式納骨堂
自動搬送式納骨堂とは、タッチパネルを使い、自動的に遺骨が運ばれてくるシステムです。専用カードを利用するため、セキュリティー面も安心です。ですが、コンピューター式なので、故障してしまうとお参りができない恐れもあります。
 
4.仏壇式納骨堂
仏壇式とは、仏壇を並べたような形態で、上段に仏壇、下段には納骨するスペースがあります。
 
仏壇式なので、遺影を飾ることが可能なため、遺影を飾りたいという人は、仏壇式をオススメします。ただ、ほかの納骨堂に比べるとコストがかかってしまいます。
 

納骨堂の気になる費用

納骨堂や管理費などについて見ていきましょう。
 
納骨堂の費用は、種類や規模、供養方法や納骨する人数などによって変動します。一般的な目安として、一人用の納骨堂だと平均50万円程度で、家族用になると100万円を超えます。人数が増えれば増えるほど、料金は上がっていきます。
 
あとは、料金に含まれるサービスやオプションも異なるので、それらもしっかり確認しましょう。
 

納骨堂の維持していくための費用は?

納骨堂を維持していくのに、管理費と永代使用料というものがかかります。それらの費用の相場を見ていきます。
 
まずは管理費ですが、これは必要なところとそうでないところがあります。必要な場合は、年間およそ1万円〜1万5000円が相場になります。
 
その他にも永代使用料や永代供養料などがかかることもあります。これは、納骨堂の費用に含まれていることもあれば、別途必要になる場合もあります。
 
また、これらの費用はお墓の地域や規模などによって大きく変動していくものになりますので、確認しましょう。
 

納骨堂のメリット・デメリット

今回、納骨堂をテーマにご紹介していきましたが、従来のお墓と比較してどのようなメリット・デメリットがあるのかを挙げていきます。
 
〈メリット〉
・お墓と比べてコストが安く済む
・建物内にあるため、天候に左右されることなくお参りできる
・駅から近いところにあることが多いため、行きやすい
・維持しやすい
 
〈デメリット〉
・建物内のため、古いと災害で倒壊してしまう恐れがある
・従来のように線香やお花を供えることができない
・納骨期間が定められている
 

まとめ

納骨堂についてご紹介していきましたが、いかがでしたか?従来のようなお墓にこだわる人もいますが、なかなかお墓参りに行けない人や、維持管理に自信がないという人は納骨堂を選択するのが良いのではないでしょうか。
 
大切な遺骨を守っていくためにも、自分のライフスタイルに合わせて選んでいくことをオススメします。
 
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級,住宅ローンアドバイザー