コロナ禍の影響によりリモートワークを推進する企業が増加しているため、出社日数が以前と比べて減少している人が増加傾向です。   週2日しか出社しない場合、定期券を購入するのと切符またはICカードを利用するのとを比べると、どちらがお得なのでしょうか。   今回は、JRと私鉄の両方の路線が走る八王子から新宿駅の区間で、かかる運賃を検証してみます。

八王子から新宿までJRで通勤する場合

八王子駅から新宿駅までJRで通勤する場合、切符を購入するときの片道の運賃は490円、往復で980円、ICカードを利用したときの片道の運賃は482円、往復で964円になります。JR八王子駅から新宿駅の6カ月定期券は6万9560円です。
 
すべて片道切符を買ったと想定した場合は約142回、約71往復で定期券のほうが切符よりお得になります。1カ月に換算した場合、約12往復すると定期券のほうが切符よりお得になる計算です。
 
ICカードを利用する場合は約145回、約73往復で定期券のほうがICカードよりお得になります。1カ月に換算した場合、約13回往復すると定期券よりICカードがお得になる計算です。
 
週2日出社する場合、31日まである月でも最大10日の出社日数になり、28日しかない2月は8日の出社日数になります。そのため、定期券を購入するよりも切符またはICカードで通勤するほうがお得です。
 
切符を購入する場合と定期券を購入する場合の運賃を比較すると、週3日以上出社すれば、1年のうちで最も日数が少ない2月でも12回出社することになるため、定期券を購入しても損にはなりません。ICカードを利用する場合と定期券を購入する場合を比較して損をしないようにするには、週3〜4日出社することが必要です。
 

京王八王子から新宿まで京王線で通勤する場合

京王八王子駅から新宿駅まで京王線で通勤する場合、切符を購入するときの片道の運賃は370円、往復で740円、ICカードを利用するときの片道の運賃は367円、往復で734円になります。京王八王子駅から新宿駅の6カ月定期券は7万4250円です。
 
すべて片道切符を買ったと想定した場合は約201回、約101往復で定期券のほうが切符よりお得になります。1カ月に換算した場合、約17往復すると定期券のほうが切符よりお得になる計算です。
 
ICカードを利用する場合は約203回、約102往復で定期券のほうがICカードよりお得になります。1カ月に換算した場合、約17往復で定期券のほうがICカードよりお得です。
 
週2日しか出社しない場合は、定期券を購入するより切符かICカードで出社するほうが大幅にお得になります。定期券を購入するなら、最低でも週4日以上、2月など日数が少ない場合は週5日出社する週がないとお得にはなりません。
 

JRと私鉄の両方を使える場所に住んでいる場合のお得な通勤法

今回はJRと私鉄が使える八王子と新宿を基準に計算しました。JRは通常の運賃が私鉄と比べて高い反面、6カ月定期券は私鉄より割安です。それに対して、私鉄は通常の運賃はJRより割安で、6カ月定期券はJRより割高になります。
 
JRと私鉄の両方が使える場所に住んでいるなら、出社日数が少ない場合はICカードを利用して私鉄で通うのが最もお得です。逆に、出社日数が多い場合はJRの6カ月定期券を購入するのが割引率が高くなります。
 

週2日しか出社しないなら切符またはICカードを使うのがお得

今回調べた八王子から新宿の運賃比較では、JRは1カ月に約12〜13往復すれば定期券のほうが切符やICカードより割安になります。私鉄は1カ月に約17往復しないと定期券は割安になりません。
 
週2日しか出社しないのであれば、JRでも私鉄でも定期券を購入しないほうが良いです。切符とICカードの運賃は、地域によってどちらが割安、割高になるかが異なるので、使用する区間の料金を調べてお得なほうを利用すると良いでしょう。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部