株式会社帝国データバンクは、「食品主要105社」価格改定動向調査において、この10月に、約 6700 品目の食品の値上げが実施されたと発表しました。また、ハンバーガーや牛丼、回転寿司、うどんなどの大手外食チェーンも次々に値上げを発表しています。   東京都区部における消費者物価指数の10月中旬速報値では、前年同月比3.5%の上昇、前月比0.5%の上昇となっています。食料に関しては前年同月比6.1%上昇、そのうち「生鮮食品」は7.0%増、「生鮮食品を除く食料」は5.9%増となっています。また、「ハンバーガー(外食)」が18.3%と、外食チェーンの値上げの影響が見られます。

98%が食品の値上げを感じ、半数以上が10月の値上げを機に家計の出費を見直す

このような状況の中、「クラシル」は、ユーザーを対象に「10月の食品値上げによる影響」を調査しました。
 
まず、原材料の高騰や円安の影響による食品の値上げを感じるかという質問には、98%が「食品の値上げを感じる」と回答しました。また、10月の値上げを受けて、家計の出費を見直したという人は57%で、半数以上にのぼりました。
 
理想とする1人あたりの1ヶ月分の食費を聞いたところ、「〜10,000円」が38%、「10,001円〜15,000円」が31%、「15,001円〜20,000円」が17%となりました。
 
一方、現在の1人あたりの1ヶ月分の食費は、「〜10,000円」が12%で理想より26ポイント低く、「10,001円〜15,000円」が31%で理想と同じ、「15,001円〜20,000円」が27%で理想より10ポイント高くなりました。このことから、理想より現実の食費が多いことがわかります。
 

買い物の工夫、調理の工夫で食品値上げを乗り切る

食費への意識については、「必要なもの以外は買わない」が24%、「献立に必要なものを安価な食材で代用する」が22%、「献立よりも節約を優先し、少しでも安い食材を購入する」が18%、「まとめ買いで買い物回数を減らす」が17%となりました。
 
具体的に節約したい項目で最も多い回答は、「肉」が50%、「お菓子類」が49%と僅差で続き、次いで「野菜」37%、「魚」28%となっています。また、67%が「食材を使い切る」と回答しました。
 
不要なものは買わない、安価な食材で献立を考える、高い食材を別の食材で代用するなど、献立の工夫でこの食品の値上げを乗り切りたいという気持ちがうかがえます。また、食材を使い切ることで食費を節約できるほか、フードロスの削減にもつながります。
 
11月以降は「パック牛乳」など833品目がさらに値上げが予定されています。これにより、さらに食費が家計を圧迫することになります。先に挙げたように、買い物やメニューを工夫して、値上げラッシュに対応していきたいですね。
 

出典

株式会社帝国データバンク 「食品主要105社」価格改定動向調査(11月)

総務省 2020年基準 消費者物価指数 東京都区部2022年(令和4年)10月分(中旬速報値)

dely株式会社 10月の食品値上げによる影響を調査(PRTIMES)

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部