新型コロナウィルスの影響は、さまざまな分野に影響を及ぼしました。失業や倒産などネガティブなものから、テレワークの普及といった働き方の変化などが挙げられます。   その中で、個人の消費にも変化がみられています。   総務省の2022年8月の「家計調査報告」によると、保健医療サービス、医薬品などに関わる支出は1万5696円で、8月時点では3ヶ月連続で増加傾向にありました。   これは、健康や病気への関心の高まりを反映した結果といえるかもしれません。   しかし、2022年9月の「家計調査報告」によると、同支出は1万4289円で4ヶ月ぶりに減少しています。   今後の見通しはなかなか想像が難しいですが、医薬品は安いものではなく、少なからず節約することは家計においてメリットが大きいといえるでしょう。   本記事では医薬品購入費用を抑えるコツを解説します。

ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、厚生労働省の認可を得て製造・販売され、先発医薬品と治療学的に同等の医薬品です。一般的に研究開発にかかる費用が抑えられているため、先発医薬品に比べ薬価が安くなっています。
 
そのため、ジェネリック医薬品を購入すれば薬代は節約になります。
 
先発医薬品との違いは色味や形状が挙げられ、成分もまったく同じではありませんが、飲みやすさなどは工夫されているものもあります。
 
先発薬との違いが気になるのであれば、医師・薬剤師と相談した上で購入するようにしてみるとよいでしょう。
 
また、薬を正しく使用したのに、万が一疾病や障害を引き起こしても「医薬品副作用被害救済制度」がありますので、こちらも頭に入れておくとよいでしょう。
 

門前薬局

門前薬局とは、病院のほんのすぐ近くにある調剤薬局のことを指します。
 
門前薬局は、病院や病院から離れた薬局と比べて、基本調剤料の保険点数が安く設定されているため、その分医薬品の料金が安くなります。
 

ポイントが貯まる薬局を利用

ドラッグストアで多くみられますが、キャッシュレス決済などを利用してポイントが貯まる薬局を利用するのも、薬代を節約できます。
 
特に、定期的に服用する薬がドラッグストアで処方できる場合はお得です。
 

お薬手帳を持参して

病院へ行くときには、お薬手帳を忘れずに持っていきましょう。
 
薬剤管理指導料というものがあり、お薬手帳を持参すると、この保険点数が安くなります。門前薬局や薬局チェーンでは利用できませんが、節約には有効です。
 

専門家に相談し適切な節約を

医薬品に関わる節約方法を4点ほどお伝えしました。
 
「備えあればうれいなし」といいますが、医薬品は決して安い出費ではありません。
 
ましてや薬には使用期限もありますし、中には副作用が強い薬もあります。ほかの薬と併用して飲んではいけない薬も存在し、むやみに一度に多く購入しても、無駄に終わってしまう可能性があります。
 
そのため、購入に際しては、必ず薬剤師や登録販売者に相談しましょう。その上で適切に医薬品を選択し、今回ご紹介した節約するコツを生かして購入するようにしてみてください。
 

出典

総務省 新型コロナウイルス感染症により消費行動に大きな影響が見られた主な品目など(2022年9月)

総務省 家計調査報告(2022年9月)
 
厚生労働省 後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進について

厚生労働省 医薬品の副作用による健康被害救済制度について
 
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部