光熱費とは、「水道代」、「ガス代」、「電気代」といった生活に欠かせないライフラインにかかる費用のことです。一人暮らしだと、家族世帯に比べて光熱費は総じて低くなる傾向にあります。では、一人暮らしで光熱費が月に「3万円」かかっていたとしたら、これはどの程度の水準にあるのでしょうか。   今回は、一人暮らし世帯の平均的な光熱費を紹介し、どうすれば光熱費を効率的に節約できるかを解説します。

光熱費「3万円」は平均と比べてどう?

総務省統計局が公表する「家計調査」によれば、2021年の単身世帯における平均的な光熱費は1ヶ月当たり1万1383円です。
その内訳は、「水道料金が2248円」、「ガス料金が3001円」、「電気料金が5482円」、そして「その他の光熱費用が651円」となっています。もちろん、電気料金やガス料金はシーズンによって金額が変わってきますし、水道料金も地域によって料金設定が大きく異なります。
 
そのため、一概に比較することはできませんが、それを考慮しても、一人暮らしで「3万円」という光熱費は相当に高い金額だと見なして差し支えないのではないでしょうか。実際、同じ家計調査の四半期ごとに区切ったデータによれば、最も電気料金が高くなる1〜3月期でも、光熱費の平均額は1万3854円に過ぎません。もし、毎月のように光熱費が3万円を超えているなら、早急に電気やガスなどの使い方を見直す必要があるかもしれません。
ちなみに、「その他の光熱費用」には暖房器具に用いる薪炭や灯油等の費用が該当します。
 

電化製品を工夫して使ってみよう!

光熱費の中で最も大きい割合を占めるのは電気料金です。光熱費が大きく膨れ上がってしまう原因も、電気料金が全体を圧迫しているからかもしれないので、まずは電気料金を抑える工夫を実践してみましょう。そのためには、普段からよく使う電化製品の使い方を見直す必要があります。例えば、夏場や冬場に欠かせないエアコンの使い方です。
 
エアコンは特に外気温との差が激しい場合に電力を大きく消耗します。そのため、外気と内気の気温差が激しい環境で、エアコンの「つけたり消したり」を繰り返すような使い方をしていると、余計に電気料金が高くなってしまいます。エアコンは適切な設定温度に合わせて、なるべく「つけたまま」にしておくほうがお得です。
 
環境省はエアコンの設定温度を、「夏は28℃」、「冬は20℃」と推奨しています。もちろん、この温度では人によっては「暑い」「寒い」と感じるかもしれません。その場合は、扇風機を適度に使ったり、冬なら重ね着して暖を取ったりなど、自分なりに工夫してみましょう。そうすることで、快適さを保ちながら電気料金を節約することができます。
 

「ガス代」や「水道代」はどのように節約すればいい?

ガス料金が平均より高くなっているなら、もしかしたら住んでいる物件の立地が関係しているかもしれません。物件によっては、都市ガスではなくプロパンガスしか使えない場合があります。都市ガスとプロパンガスでは、自宅にガスを届ける供給方法の違いによって、料金が大きく変わってきてしまいます。一般的に、都市ガスのほうが料金は割安のため、毎日風呂を沸かして入る人や、火を使う調理に時間をかける人などは、都市ガスが使える物件に住んだほうがお得です。ガス料金が高くて悩んでいるなら、思い切って引っ越しを検討してみても良いかもしれません。
 
上下水道の料金も住んでいる地域差が激しく、場所によっては日頃から節約していても高い金額になってしまう場合があります。とはいえ、普段からシャワーをこまめに止めたり、洗濯物をまとめて洗ったりしているなら、水道料金の高い地域に住んでいてもそこまで大きな金額にはならないでしょう。もし、平均的な金額に比べて水道料金があまりにも高いなら、漏水を疑ったほうが良いかもしれません。ある時期を境に水道料金が急激に跳ね上がっているような場合は特に疑わしいので、一度しっかり調べてみましょう。
 

大幅な節約も可能!電気やガスの使い方を見直してみよう

一人暮らし世帯の光熱費は、最も高い季節でも1万3000円程度が相場です。住宅の環境や地域による差もありますが、自身の光熱費が平均を大きく超えているなら、電気やガスの使い方を改める必要があるかもしれません。使い方を少し見直すだけでも、光熱費は大きく節約することができます。まずは、電気、ガス、水道のどの分野が光熱費を圧迫しているのか見極め、それぞれに適した対策を実践してみましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 年次 2021年
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 四半期 2021年1〜3月期
環境省 2017年度の家庭のエネルギー事情を知る エアコンの使い方について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部