2022年後半でも食品の値上げが相次ぎ、日々の生活への影響も大きいと感じている人も多いのではないでしょうか。   この記事では、「酒類・飲料」「加工食品」「乳製品」「調味料」の主要4品種について、値上げ状況をお伝えします。値上げの要因をしっかり把握し、今一度家計を見つめ直すきっかけにしてみてください。

値上げ品目No.1は加工食品

水産加工品やハム・ソーセージ、冷凍食品などの加工食品は、値上げを繰り返しています。
 
帝国データバンクのデータによると、2022年11月までの年間値上げ品目数は、全品目のうち、加工食品が唯一8000品目を超えており、8536品目となっています。値上げ率は年間平均で16%です。
 
加工食品の値上げは、原料となる水産品や食肉の価格が上昇したことが影響しています。また、物流や梱包資材の値上げ、円安による輸入コストなども値上げに拍車をかけています。
 

食用油を中心とした調味料が続々値上げ

調味料では、食用油の価格高騰により、ドレッシングやマヨネーズ製品などの複数回値上げが目立っています。帝国データバンクのデータによると、値上げ率の年間平均は15%です。11月までの年間値上げ品目数は4808品目となっています。
 
マヨネーズやドレッシング類など調味料の原料として使われる菜種油は、主産地カナダの天候不順により生産量が落ち込んでいます。そのほかにも、砂糖やかつお節などの主原料が価格高騰しており、さまざまな調味料の値上げが相次いでいる状況です。
 

酒類・飲料は10月から一斉値上げ

酒類・飲料は10月から一斉に値上げされました。帝国データバンクのデータによると、値上げ率の年間平均は15%、11月までの年間値上げ品目数は3977品目となっています。
 
ビールの原料である麦芽やとうもろこし、アルコールの値上げが大きく影響しています。また、アルミやダンボール、ペットボトルといった資材関係、物流費のコスト上昇なども値上げの要因となっています。
 

幅広い乳製品が値上げ。パック牛乳の値上げはインフレ実感に

乳製品は、4月にチーズやバターなど、11月にパック牛乳やヨーグルト製品、乳幼児向けの粉ミルク製品などを値上げしました。帝国データバンクのデータによると、値上げ率は年間平均で12%、11月までの年間値上げ品目数は1033品目となっています。
 
生乳を生産するための飼料価格やエネルギー価格の上昇を背景に、飲用・発酵乳用途向けの生乳取引価格は上昇しています。乳製品の中でも特に「パック牛乳」は、日頃から消費量の多い品目となっており、人々のインフレ実感につながる大きな要因となることが予想されます。
 

まとめ

値上げを実感する日々が続いていますが、原材料の高騰と大幅な円安を背景に、各企業も値上げをせざるを得ない状況となっています。
 
世界的な問題となっている物価高の状況をしっかり理解して、自分たちの生活を守るために家計の見直しをしていきましょう。
 

出典

株式会社帝国データバンク 「食品主要 105 社」価格改定動向調査(11 月)

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部