年収500万円と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか。一般的に年収1000万円以上になると高収入だと言われていますが、年収500万円でも高収入だと見なされるケースもあります。   実際に年収500万円は日本の平均年収より高く、豊かな暮らしが送れている人も少なくありません。この記事では、年収500万円以上の人の割合や生活レベルについて解説します。

年収500万以上の人はどのくらいいるの?

国税庁が発表した令和3年度の「民間給与実態統計調査」では、年収500万円以上の割合は給与所得者の約31.5%となっています。このデータから見ると、年収が500万円以上ある人は上位層に属していることがわかります。男性はおよそ45%、女性はおよそ13%が年収500万円以上で、男性の方が女性よりも年収が高い傾向がうかがえます。
 
給与階級別分布を見ると、300万円台の割合がもっとも高く、約17.4%を占めます。次いで400万円台が約15.0%、200万円台が約14.8%という結果です。民間給与実態統計調査は5270万人を対象としており、300万円台の人数はおおよそ914万人です。給与のボリュームゾーンが200万〜400万円台であることからも、年収500万円以上あれば、平均以上の収入があるといえます。
 
また、令和3年度の日本の平均年収は約443万円です。平均年収から見ても、年収500万円以上ある人は比較的収入が高いといえるでしょう。
 

年収500万円は高収入なのか?

年収500万円が高収入なのかは、家族構成・住んでいる場所・ローンの有無などで異なります。例えば、支出の少ない地方の1人暮らしの場合は、年収500万あれば豊かな生活が送れると思われ、高収入だといえます。
 
一方、都会のファミリー世帯は、家賃だけで20万円近い支払いが発生することもあります。年収500万円だと、毎月の手取りは30万〜35万円程度です。収入の半分以上を家賃支払いが占める状態は、高収入とはいえません。年収500万円は平均以上の収入がありますが、高収入かどうかは、生活環境によって異なります。
 
また、20代で年収500万円あれば、同年代と比べると高収入となります。対して、50代で年収500万円は、同世代の平均収入より低い数値です。高収入かどうかは年齢によっても変わります。
 

年収500万円の生活レベルは?

地方の1人暮らしの場合、年収500万円あれば毎月30万〜35万円を自由に使うことができます。ワンルームの場合、5万円程度で借りられるところも多く、家賃の負担も大きくありません。食費、光熱費、通信費を含めても、10万〜20万円程度は手元に残る計算です。
 
残ったお金を趣味などにまわせるので、充実した生活を送ることができるでしょう。過度なぜいたくや浪費をしなければ、月々の貯金も可能です。都会のファミリー世帯は家賃、食費、教育費などの負担が大きくなりますが、地方の1人暮らしの場合は、年収500万円あれば豊かな生活が送れるといえるのではないでしょうか。
 

年収500万円は上位層だが、高収入かは生活環境次第

年収500万円以上の人は、平均よりも高い収入があります。国税庁の調査では上位層に含まれますが、高収入だと実感できるかはその人の生活環境次第です。
 
20代の1人暮らしであれば、同世代と比べると収入が高くなりますが、50代のファミリー世帯だと生活が苦しいこともあるでしょう。また、地方と都会では、生活に必要な費用に差があるため、住んでいる場所によっても実感できる豊かさの度合いは変わってくるでしょう。
 

出典

国税庁 令和3年分 民間給与実態統計調査

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部