2022年は「ウィズコロナ」が浸透するなか、自宅でコーヒーを楽しむ方が増加傾向にあります。背景にはリモートワークの普及のほか、カフェや喫茶店の価格上昇が関係しているものと考えられます。   しかし、物価上昇は今後も続くことが予想されるため、「おうちコーヒー」を中心にしている方でも今より家計のやりくりが困難になる可能性があります。そのため、物価上昇の対策をしながらコーヒーを楽しむには、生活スタイルや家計の見直しをする必要があるでしょう。   そこで本記事ではコーヒーの楽しみ方が変化している背景や、家計を守りつつコーヒーを嗜(たしな)むための対策について解説します。

コーヒーの楽しみ方が変化

はじめに、デロンギ・ジャパン株式会社が2022年8月に「週1回以上自宅でコーヒーを飲む人」4700人を対象に行った、「コーヒーの飲用調査 2022年度版」の調査結果を紹介します。
 
調査によると、自宅で毎日コーヒーを飲む人の合計は75.3%であり、4人に3人が毎日「おうちコーヒー」を楽しんでいるという結果が明らかになっています。
 
また、この1年での自宅でコーヒーを飲む頻度の変化は、30.6%の人が「増えた」と回答しているほか、自宅でいれたコーヒーを持ち歩きたいと考えている人も32.7%と3割を超えています。そして「自宅でいれたコーヒーを持ち歩きたい理由」として最も多かったのが、「物価高騰対策」で、割合は44.0%と半数近くに上っていました。
 
「自宅でいれたコーヒーの方がおいしい」「飲みたいときに飲める」など他の理由もありましたが、全体の割合をみるかぎり「おうちコーヒー」が増加した背景には、近年の物価高を踏まえ、節約志向の高まった影響が強いと考えられます。
 

家計を守りつつコーヒーを嗜むには

物価上昇が続く昨今、カフェや喫茶店の価格も上昇傾向にあります。世界的なインフレと円安により、コーヒー豆・小麦といった原材料価格が高騰したことや、エネルギー価格・輸送費が上昇したことが関係しています。
 
一方、カフェや喫茶店だけでなく、自宅でコーヒーを楽しむ場合においても、スーパーやコンビニで販売されるコーヒー豆などの価格が上昇傾向にあるため、より負担が重くなることが予想されます。こうした状況で家計を守っていくには、結局のところ「コーヒー以外の支出」か、「コーヒーを飲む回数」を減らすしかありません。
 
コーヒー好きな方にとって、コーヒーを飲む回数を減らすのはストレスを伴うと思われますので、まずは家計の収支を洗い出し、無駄な支出がないか確認することをおすすめします。特に固定費の見直しが重要です。
 
比較的見直しやすい固定費として、通信費、保険料、サブスクリプションがあげられます。例えば、「スマホを格安SIMにする」「生命保険・医療保険のプランを変更する」「使用していないサブスクリプションを解約する」などの方法が考えられます。
 
積極的に家計の見直しをしていなかった方は、こうした対策をとることで月々数千〜数万円の固定費が削れる可能性があります。方法次第ではコーヒー代にお釣りが出るくらい節約できる可能性もあるので、ぜひこの機会に固定費の見直しを行ってみましょう。
 

まとめ

ウィズコロナ時代となり、徐々にカフェや喫茶店の客足も回復してきています。しかし、小麦粉を中心に原材料価格はますます高騰する見込みであり、お店でコーヒーを楽しむ方にとっては厳しい局面が続くでしょう。
 
カフェや喫茶店といった場所に大きなこだわりのない方は、「おうちコーヒー」を取り入れてみることで、新しいコーヒーの楽しみ方がみつかるかもしれません。また、コーヒー代の増加はやむを得ないものと割り切ったうえで、家計を守りつつコーヒーを楽しむ工夫をすることも大切です。
 
自分に適したコーヒーの楽しみ方とは何か、この機会に一度考え直してみましょう。
 

出典

デロンギ・ジャパン株式会社 コーヒーの飲用調査 2022年度版
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部