実家の掃除をしていたらキンケシが出てきて、懐かしい気持ちになった人もいるのではないでしょうか。もしかしたら持っているキンケシを売れば高い値がつくかもしれません。本記事では、そもそもキンケシとは何か知らない人に向けてキンケシの解説をはじめ、最も高額で売れるキンケシはどのキャラクターのものなのかなどについて紹介します。

キンケシとは

「キンケシ」とは、その正式名称を「キン肉マン消しゴム」といい、漫画家のゆでたまご氏によって描かれる人気漫画「キン肉マン」に出てくるキャラクターを商品化したものです。「キン肉マン」は1979年に週刊少年ジャンプで連載が始まり、長年多くの人に愛され続けている超人プロレスの漫画となっています。また、漫画以外にもテレビアニメとしても放送されるなど人気を集めたキン肉マンですが、その人気を支えた1つの要因がキンケシともいわれているのです。
 
キンケシは「キン肉マン」に登場する超人たちを模して作られた全高4センチメートルほどのミニフィギュアで、1カプセル2体入りで100円で販売されていました。スーパーや駄菓子屋で買うことができ、いろいろなキャラクターを集めていた人も多くいるでしょう。また、キンケシは肌色をはじめ、赤色や青色、緑色など、さまざまなカラーバリエーション展開がおこなわれています。ちなみに、キンケシは「消しゴム」と名前がついているものの、あくまでも玩具扱いであり、文房具の消しゴムとして使うために作られたものではありません。
 
すでに製造は中止されているため新しく購入することはできず、手に入れるためにはオークションなどを経由する必要があります。販売されていた当時は手が届きやすい値段で売られていたキンケシですが、コレクターの間では高い人気が続いているため、製造中止となった今では高額で取引がおこなわれているのです。なお、キンケシは玩具メーカーであるバンダイが販売したもののほかに、それ以外のメーカーが販売した無版権モノと呼ばれるタイプも出回っていますが、どちらもコレクターの間では同じように取引がおこなわれ、人気があるフィギュアには高額がつけられています。
 

最も高額で売れるキンケシとは

数多くあるキンケシの種類の中でも人気が高く、コレクターたちによって最も高値で取引されるキンケシは募集超人シリーズの「マンモスマン」です。マンモスマン自体も高値で売れますが、その中でも色が肌色(ペールオレンジ)のタイプが高額になる傾向があります。もちろん、フィギュアの状態によっても取引金額は異なりますが、30万円以上で取引される場合があるほか、状態がとてもよいなど、条件が揃っているものであれば60万円以上の高値で取引されることもあるでしょう。
 

キンケシを売れば高値がつく可能性がある

本記事で解説したようにキンケシはすでに製造中止になっていますが、今もなおコレクターに高い人気があり、キャラクターによっては高値がつく可能性があります。そのため、実家の掃除をしていて昔集めたキンケシを見つけた場合は、オークションなどで売ってみるのもよいでしょう。自分が思ったよりも高額で売れるかもしれません。
 

出典

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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー