捻挫や腰痛などの痛みを和らげるのに効果的な湿布薬ですが、ドラッグストアなどで購入すると、それなりの費用がかかります。慢性的な腰痛に悩まされている方なら、日常的に大量の湿布薬が必要といったケースも考えられます。   本記事では、湿布薬が医療保険でお得に入手できるということについて解説します。

湿布薬は医療保険の対象

湿布薬は、ドラッグストアではなく、病院や調剤薬局でも入手できます。湿布薬は医療保険の対象であるため、病院で診察を受けて処方箋を作成してもらい、調剤薬局などへ持ち込めば、湿布薬を処方してもらえます。
 
病院で処方してもらえば、保険が適用されるため、自己負担が軽減できます。湿布薬の購入に必要な費用の多くを保険がカバーしてくれるため、ドラッグストアなどで市販品を購入するよりも、安価で入手できる点が魅力です。
 
ただ、安価で入手するには、病院へ足を運ぶ必要があり、診察を受けたうえで、処方箋を作成してもらわなくてはなりません。足を運ぶ手間や、交通費が発生するというデメリットも併せて、覚えておきましょう。
 

1処方につき63枚まで

以前は、病院で1回に処方できる湿布薬の枚数は、70枚まででした。しかし、2022年に診療報酬改定が行われ、1回に処方できる枚数が63枚までと少なくなりました。
 
例えば、「モーラステープ20mg(7枚入り)」であれば、9袋までの処方になりますが、10枚入りの「フェルビナクテープ70mg」ならば、6袋までの処方となりますので、注意しましょう。種類が複数ある場合においても、合計枚数での判断となります。
 
今後、日本の医療費はさらに高額になると予測されるため、政府は、過剰な湿布薬の処方を見直す方針を定めました。1回に処方できる枚数が少なくなったのは、そのためです。ただ、あくまで1回に処方できる枚数が63枚というだけですので、1ヶ月に複数回処方してもらうケースであれば、トータルで63枚以上の湿布薬を入手できます。
 

病院以外で湿布薬を安く買う方法

病院で処方してもらう以外にも、湿布薬を安く購入する方法はあります。ネット通販を利用して、価格の安い順で検索して購入するなどすれば、コストを抑えて入手できます。それぞれをみていきましょう。
 

ネット通販を利用する

ネット通販であれば、湿布薬を安価で手に入れられる可能性があります。実際に、ドラッグストアなどで市販されている湿布薬よりも、低価格で販売している商品があるため、できるだけ安く入手したいのならば、ネット通販の利用がおすすめです。
 
また、ネット通販であれば、わざわざ病院やドラッグストアなどへ足を運ぶ必要がありません。大量に購入したいケースでも、自宅へ届けてくれるため手間がかからず、高齢の方や外出が難しい方にもおすすめできる方法です。
 

価格の安い順で検索する

ネットショップやECサイトによっては、検索した商品を価格の安い順に表示できる機能を実装しています。このような機能を実装しているネットショップであれば、少しでも価格が安い湿布薬を効率的に見つけられます。
 
また、さまざまなネットショップやECサイトで販売されている湿布薬の価格を、まとめて比較できるウェブサイトもあります。主要ショップの取り扱い価格を一覧で表示してくれるため、もっとも安価で販売しているショップで、湿布薬を購入することが可能です。
 
割引キャンペーンなどのイベントを開催しているタイミングであれば、さらに安価で入手できる可能性があります。気になる方は、湿布薬を扱っているウェブサイトを、こまめにチェックしましょう。
 

保険で湿布薬をお得に手に入れよう

大量の湿布薬を少しでも安価で入手したいのならば、病院で処方してもらうのが一番です。ただし、2022年の診療報酬改定によって、1回に処方できる枚数が、70枚から63枚へと少なくなっていますので、注意が必要です。
 
病院へ足を運ぶ時間がない、事情があって外出できないといった方は、ネットショップやECサイトでの購入をおすすめします。本記事でお伝えした内容を参考にして、病院以外でも、湿布薬を安く入手できる方法を検討してみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー