人気アニメ『機動戦士ガンダム』の世界では、MS(モビルスーツ)での戦いが基本になっているため、MSパイロットの能力が戦場では大きな意味を持ちます。また、エースパイロットと呼ばれる人物は自軍だけでなく敵軍にも知られており、戦局を大きく決定づける能力を持っているといえるでしょう。   そこで、ガンダム世界のパイロットはどれくらいの給料をもらっているか気になる人も多いのではないでしょうか。本記事では、パイロットの給料はどのくらいかについて考察します。

海上自衛隊を参考にして考えてみる

海上自衛隊を参考にしてガンダム世界のパイロットの給料について考えますが、基本給はそれぞれの階級に準じていると仮定します。主人公であるアムロは、曹長、少尉、大尉と昇進しますが、それぞれの階級での給料は、以下の図表1を参考にしてみてください。
 
図表1

階級 給料(月額)
曹長(1等海曹) 22万1300円〜41万9700円
少尉(3等海尉) 23万6000円〜44万9000円
大尉(1等海尉) 26万9900円〜46万700円

参議院 防衛省の職員の給与等に関する法律等の一部を改正する法律案を基に作成
 
給料は階級によって大きく変動していますが、階級に就いてからの経過年数によって給料は増えていくでしょう。また、ガンダム世界では戦争がおこなわれているため、戦場で手柄を立てれば立てるほど各種報奨金などももらえると考えられます。加えて階級が高くなると戦場における自由度も高くなるので、パイロットによっては戦場で手柄を立てるのを目的として戦っているケースも少なくありません。
 
実際に、アムロのライバルであるシャアは戦場で手柄を立てたことで、本来の昇進スピードよりもはるかに早く大佐まで昇進しています。しかし、ガンダムの世界では誰でもパイロットになれるわけではなく、MS適性があるかどうかはシミュレーターなどで判断され、艦長などに適性があると判断されると違う軍務に従事することになります。
 

海上自衛隊では航海手当・航空手当がある

海上自衛隊では航海手当・航空手当も加算されているため、ガンダム世界のパイロットも同様に航空手当が加算されているでしょう。海上自衛隊では設定されている航空手当は給料最大額の60%が加算され、パイロット以外の人物と比較しても給料は高くなります。航空手当は毎月の給料に加算され続けることから、昇進すればもらえる金額も増える可能性が高いです。
考え方としては、MSパイロットは戦場の最前線で戦う役割を担っているため、危険手当として航空手当に似た手当が付けられていても不思議ではありません。
 

ガンダム世界の戦場で活躍するメリット

ガンダム世界の戦場で活躍するメリットは、先述したように昇進が早くなることに加えて、自身の専用MSを用意してもらえる点もあります。専用MSは一般的なMSよりも性能面などがチューンアップされているだけでなく、パイロットの戦い方などに合わせて細かい調整もされているのが特徴です。一般的に有名な専用MSとしてはシャア専用ザクが挙げられ、専用MSでなくても最新機が優先的に与えられるので戦場で生き残れる可能性も高くなります。
パイロットの能力にMS性能が追いつかなくなるケースは、アムロが実際に体験しており、戦場において自分に合ったMSに乗るのは重要です。
 

まとめ

ガンダム世界のパイロットは、基本給は他の軍務に従事している人と変わらなくても、航空手当などのさまざまな手当が加算されて給料が高くなっていると考えられます。いろいろなメリットを得るために昇給を目指しているパイロットもいて、階級が高くなると待遇もよくなると考えられるでしょう。
 

出典

参議院 防衛省の職員の給与等に関する法律等の一部を改正する法律案
海上自衛隊 身分・待遇など
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー