子どものおねだりにルールを作るのがおすすめ
子どものおねだりは自我の芽生えであり、成長のひとつと言えます。ただ、だからと言って、おねだりされたものをすべて買い与えていると、子どもの我慢力の育成や家計にとって良いこととは言えません。
子どもがよく欲しがる子ども向けのお菓子の値段は幅広く、数十〜数百円のものがありますが、オモチャ付きのお菓子などになると400〜500円ほどするものも珍しくありません。そこで、子どもからおねだりされたときの対策として、あらかじめ次のようなルールを作っておくのがおすすめです。
子ども用の予算を決めておく
買い物中におねだりされたときのために、予算を決めておきましょう。例えば、1回200円以内と決め、その範囲内でのみ買ってあげることを厳守します。1回100円であれば、週に2回程度の買い物をしていたとして、月(4週間と設定)に使うのは800円程度に抑えることが可能です。月に1000円以下であれば、家計に大きく響きにくいのではないでしょうか。
買ってあげる頻度を決める
おねだりされるたびに買うと、子どもの我慢力が育たなくなります。また、費用面でも高くなってしまうので避けたいものです。そこで、子どもが欲しいものを買ってあげる頻度を決めておきましょう。例えば、週に1回だけと決め、それ以上は購入しません。
親自身も子どもの前で爆買いしない
子どもに我慢をさせるのであれば、親自身も子どもの前で爆買いしないように気をつけましょう。セール時などにはついまとめて買ってしまいたくなるかもしれません。
しかし、親が大量にまとめ買いしている様子を見れば、「自分はたくさん買い物をしていたのに」と子どもが不服に思う可能性があります。また、自分自身がそういった買い方をする場合、子どもにも甘くなってしまうことがあるので注意が必要です。
子どもを連れて買い物には行かない工夫をする
一緒に買い物に出かけたときにおねだりされるのであれば、一緒に買い物に行かないようにする日を作るのも方法の一つです。
ネットスーパーを利用する
ネットスーパーは、そのお店に置いてある商品のほとんどが掲載されているので便利です。ゆっくりと購入するものを決められますし、クーポンが利用できる場合もあります。ただ、配達料などがかかることも多いので、ネットスーパーの利用頻度は予算と照らし合わせて決めておくほうがよいでしょう。
家族と一緒に留守番してもらう
スーパーに買い物に行く間、子どもを預かってもらえる家族がいる場合は頼んでしまうのもひとつの方法です。ただ、人によっては留守番の間、子どもに好きなものを買い与えてしまう可能性がないとは言えません。度を超えたものでなければ、それについては家族にきちんと感謝の気持ちを伝え、子どもにも祖父母に感謝の気持ちを伝えるように教育するのがよいでしょう。
おねだり許可日を作っておくことで子どもを納得させる
スーパーには、お菓子など子どもにとっての誘惑が少なくありません。子ども向けのお菓子も値段はさまざまで、高いものであればおもちゃ付きで数百円します。子どもの我慢力をつけるため、また出費を抑える意味でも、子どものおねだりを毎回きくわけにはいきません。ただ、子どもにも楽しみは必要です。そのため、「週に1回だけ買ってもよい」などルールを決めておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー