レジ会計時に、普段見る機会が少ない古いお札をお釣りとして渡されて困惑してしまう人もいます。   例えば、夏目漱石の1000円札は2007年4月2日に発行が停止されており、手にする機会も減っているお札のひとつです。そのため、お釣りとして渡されたものの、本当に使用できるのか不安になる人もいるのではないでしょうか。   そこで、本記事では過去のお札はまだ使用できるのか、新しいお札と交換してもらえるのかについて解説します。

夏目漱石の1000円札はまだ使用できる

本記事では、過去に使用されていたお金の例として、夏目漱石の1000円札を挙げて説明します。夏目漱石が印刷された1000円札は、1984年に発行されるようになったお札です。D1000円券と呼ばれています。
 

・お金は無制限の強制通用力がある

お金は、発行が停止となったものであっても法的に特別措置がとられない限り無制限で使用できます。夏目漱石の1000円札もすでに発行は停止されていますが、使用することは可能です。
 
古いお札で2023年現在でも使用できるお札については、国立印刷局のホームページで確認できます。レジで古いお札を渡されたときにすぐ確認できるようにブックマークしておくのもおすすめです。
 

・野口英世の1000円札はE1000円券

野口英世の1000円札は2004年11月1日から発行が開始されました。お札には数字とアルファベットが記載されていますが、こちらは「記番号」と呼ばれています。発行開始当初は黒色で印字されていました。
 
ただ、記番号の数字やアルファベットが、すでに一巡しており、インクの色を変えて印刷されるようになりました。E1000円券に関しては記番号の色は黒、褐色、紺色の3色です。ちなみに、D1000円券は発行開始から停止まで23年間ほどあったため、記番号のインク色は黒、青、褐色、暗緑色の4色となっています。
 
インクの色を見れば、いつ頃に発行されたものなのか判断することが可能です。
 

夏目漱石の1000円札を新しいお札に交換するには

前述したように、夏目漱石の1000円札はD1000円券、野口英世の1000円札はE1000円券と呼ばれています。以降、それぞれをD1000円券、E1000円券とします。
 

・旧札は銀行で交換することが可能

結論からいえば、D1000円券をE1000円券に交換することは可能です。ただ、D1000円券自体もそのまま使用できるため、無理に交換する必要はありません。交換できる場所は日本銀行の支店や各地方銀行などです。郵便局では交換してもらえないので注意しましょう。
 

・両替依頼書に記載して窓口で交換

旧札を銀行に持っていき、両替依頼書に交換したい枚数など必要事項を記載して、窓口で新しいお札に交換したい旨を伝えます。両替する際の手数料については、銀行によって無料、有料など決められているので前もって確認しておくのがおすすめです。銀行に両替機が用意されている場合は、窓口に行かずに交換できます。
 

・ATMに1度入金後に出金する

銀行のATMを利用する方法は手間がかからず、簡単に新しいお札を手に入れられる方法です。D1000円券を1度入金し、その後、出金します。ATMの中には旧札ではなく新札(この場合はE1000円券)が入っている可能性が高いため、出金したときにE1000円券を手に入れることが可能です。
 

お札の交換は手数料がかかる場合もあるので注意が必要

お金は法的な特別措置がとられない限り、使用可能期間について無制限と決められています。そのため、夏目漱石のお札は2023年現在でも使用可能です。
 
また、野口英世のお札に交換したい場合は銀行で交換してもらえます。銀行によって交換時に手数料がかかる場合もあるので、前もって確認しておきましょう。窓口に行く時間がない場合などは1度ATMに入金後に出金したり、両替機を利用したりといった方法もあります。
 

出典

独立行政法人国立印刷局 お札について
日本銀行 Qお札に印刷されているアルファベットと数字の色がいろいろありますが、にせ札ではないですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー