クレジットカードのメリット・デメリット
クレジットカードは、後払いタイプのカードです。代金は後日クレジットカード会社から請求され、口座から引き落とされます。本項では、クレジットカードを利用するメリットとデメリットを紹介します。
メリット
クレジットカードの大きなメリットは、ポイントが貯まりやすいことです。還元率は0.5%のものが多いですが、なかには1%以上の還元もあります。一定の条件をクリアすることで還元率が上がるカードもあります。
例えば、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると最大7%のポイント還元があるというものです。コンビニや飲食店を2日に1回利用し、1回のお会計が1000円の場合、ひと月で1050円分もポイントが貯まります。1年間では1万2600円分も貯まるため、各カードの条件を意識することでお得に利用できるでしょう。
クレジットカードにはほかにも、現金がなくても買い物が可能、お金の管理がしやすい、付帯保険がある、信用を作ることが可能などのメリットがあります。
デメリット
上手に利用すればお得に使えるクレジットカードですが、手元に現金がなくても買い物ができてしまうため、ついつい使いすぎてしまわないよう注意しましょう。
また、ネットショッピングやECサイトなどインターネットを介してクレジットカード情報をさまざまなお店に登録していると、何らかのトラブルでカード情報が流出し不正利用されてしまう可能性があります。悪用を防ぐためにも、クレジットカード会社が提供するセキュリティー対策や補償制度などを事前に確認しておきましょう。
デビットカードのメリット・デメリット
デビットカードは、支払いと同時に銀行口座からお金が引き落とされるタイプのカードです。デビットカードを利用するメリットとデメリットを紹介します。
メリット
デビットカードは審査がなく、満15歳から作成可能です。クレジットカードは後払いであるために、後日膨大な金額の請求が行われるリスクがありますが、デビットカードは即時引き落としのため、登録口座に入っている金額分しか買い物はできません。そのため、支払い能力を審査する必要がなく申し込み年齢が低いと考えられます。
そのほかにも、お金の管理がしやすい、現金を持ち歩く必要がない、海外でも利用できるなどのメリットがあります。
デメリット
デビットカードのデメリットは、カードに登録している銀行口座内に支払い分のお金が入っていないと利用できないことです。また、分割払いやリボ払い、キャッシングにも対応していません。こちらは、使う人によってメリットにもデメリットにもなり得ます。
また、デビットカードにもポイント還元はありますが、還元率は0.5%程度が多く、クレジットカードと比較すると低めの傾向です。支払い実績を積んでも、還元率が上がるような利用条件は用意されていない場合が多いでしょう。
お得に利用するなら還元率の高いクレジットカードがおすすめ
クレジットカードとデビットカードにはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあります。お得に利用したいのであれば、還元率の高いクレジットカードがおすすめです。常に1%以上を還元するカードもあれば、特定条件によって還元率がアップするカードもあります。
例えば、常に還元率が1%で特定のサービスを介してネットショッピングすることで最大21倍まで還元率がアップするカードがあります。月に1回2万円の買い物をするなら、還元率が21倍になる条件やタイミングで利用すれば、4200円分もポイントが貯まりとてもお得です。単純計算すると1年間で5万400円分となり、かなり大きな金額になるでしょう。
特徴の異なるクレジットカードとデビットカードですが、ポイントを貯めてお得に買い物がしたい方は、クレジットカードの利用を検討しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー