新しい仕事を探す際に、「アルバイト」と「パート」という2種類の言葉を見かけることは多いでしょう。「アルバイトとパートの違いは何?」と、疑問に思っている方もいるかもしれません。   そこで今回は、アルバイトとパートの違いについて解説します。仕事を探すうえで、雇用形態や受けられる待遇などについて、正しく理解することが大切です。

「アルバイト」と「パート」の違い

「アルバイト」と「パート」は、法律上での違いは特に定められていません。どちらも名称が異なるだけで、「パートタイム労働者」に分類されます。
 
パートタイム労働者にはほかにも、以下の呼び方があります。
 

●パートタイマー
●契約社員
●臨時社員
●嘱託
●準社員

 
上記もすべて「パートタイム労働者」です。
 
対して、正社員や正職員と呼ばれる雇用形態は「通常の労働者」と位置付けられます。「通常の労働者」と「パートタイム労働者」では、雇用形態や賃金形態、待遇などが異なります。
 

「パートタイム労働者」の定義

パートタイム労働者は、短時間労働者として認識されており、「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」と定義されています。
 
フルタイムで働く社員に対して、1週間の所定労働時間が短くなる働き方の場合には、パートタイム労働者となります。
 
仕事内容や責任の程度については、会社によって、通常の労働者とパートタイム労働者で多少異なるケースもあるようです。ただし受けられる待遇は、両者の間で不合理な差が出ないように「同一労働同一賃金ガイドライン」で定められています。
 
そのため、賃金や休暇制度、教育訓練など、働くうえで必要な待遇については、パートタイム労働者であっても、通常の労働者と同様に受けられることになります。
 

「アルバイト」と「パート」に対して世間が持つイメージ

法律上、アルバイトとパートに違いはないことが分かりましたが、実際に世間では、それぞれに対して持つイメージが異なるようです。
 

【アルバイトに対してのイメージ】

●学生やフリーターなどの10〜20代を中心とした若年層
●契約期間が短い
●働きたいタイミングで働いている(スポット)
●正社員のサポート的な存在

 

【パートに対してのイメージ】

●主婦(主夫)を中心とした30代以降
●家事や育児の合間で働く
●正社員と同様の仕事を行う
●労働時間は短いが、契約期間が長い

 
上記はあくまでもイメージですが、「アルバイトとパートは違うもの」という認識は、上記のようなイメージが関係しているのかもしれません。
 

「アルバイト」と「パート」の雇用形態は同じ|自分に合った働き方を選ぼう

「アルバイト」と「パート」はどちらも「パートタイム労働者」に分類され、法律上は同じ雇用形態となります。しかし、世間が持つイメージは、それぞれ異なるようです。
 
正社員や正職員などの「通常の労働者」とは、労働時間や仕事内容で違いが見られますが、待遇は、両者で不合理な差が生じないように定められています。受けられる待遇は会社によって異なりますので、仕事内容や雇用条件、待遇を確認して、自分に合った仕事を選びましょう。
 

出典

厚生労働省 パートタイム労働者とは

厚生労働省 同一労働同一賃金ガイドライン

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー