40代は子どもの教育費や住宅費など、なにかと出費のかさむ年代といわれているため、貯蓄に回せる資金的な余裕がない方もいらっしゃるのではないでしょうか。   しかし、そろそろ親の介護費用や、自分たちの老後のために、貯蓄を増やすことを意識すべき年齢でもあります。   実際のところ、「貯蓄がまったくない」という人はどのくらいいるのか、気になる方も多いでしょう。本記事では、「40代で貯蓄0円」の人の割り合いを、平均貯蓄額とともにご紹介します。

40代で貯蓄0円の割り合いはどのくらい?

金融広報中央委員会が令和4年に公表した資料によると、40代で貯蓄0円の人の割り合いは、単身世帯の場合で35.8%、2人以上世帯の場合は26.1%となっています。
 
ほかの世代と比較すると表1の通りです。
 
表1
 

単身世帯 2人以上世帯
30歳代 32.4% 23.9%
40歳代 35.8% 26.1%
50歳代 39.6% 24.4%
60歳代 28.5% 20.8%
70歳代 28.3% 18.7%

 
(金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」を基に筆者作成)
 
2人以上世帯は共働きで、収入そのものが多い家庭もあるため、単身世帯に比べて「貯金0円」の世帯の割り合いが少ないことも予想できます。
 

40代の平均貯蓄額はいくら?

同調査によると、40代の平均貯蓄額は表2のようになっています。
 
表2
 

平均貯蓄額 中央値
単身世帯 1045万円 374万円
2人以上世帯 1132万円 500万円

 
(金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」を基に筆者作成)
 
平均貯蓄額だけだと充分な貯金ができているようにみえますが、富裕層の影響を受けていることが考えられるため、中央値を参考にしたほうがよいでしょう。
 
中央値は数値を小さい順から並べた際に、ちょうど中央にくるものなので、より実態に近い数値といえます。
 

まずは平均額を目指して貯金を始めよう

40代の平均や中央値と比較して、「貯金がない」「周囲の40代より少なすぎる」と感じるようなら、まずは平均額を目指して貯金を始めましょう。
 
退職金や年金など、今後、入ってくる予定の収入がいくらなのかを確認するとともに、固定費の見直しを行うなど、毎月の支出を減らす対策を考えてみてください。
 
住宅ローンを金利の低いものに変えたり、不要な保険を解約したりすることで、大きな節約効果を得られる可能性もあります。
 
また、老後のためのまとまった資金を用意できるよう、資産運用を始めてみるのもよいでしょう。
 

40代で「貯蓄0円」でもまだ間に合う!

40代で貯金をしていない人の割り合いは、単身世帯で35.8%、2人以上世帯で26.1%であることが分かりました。40代の貯蓄額の平均値と中央値を見ると、貯金をしていない人は不安な気持ちになるかもしれません。しかし、来のために貯金を増やすことはまだ可能です。
 
自分に合った節約方法で家計を見直すと同時に、資産運用についても検討してみてはいかがでしょうか。
 
老後の生活にそなえて貯金をするのであれば、そもそも老後に必要な資金はいくらぐらいなのか把握しておくことも重要です。
 

出典

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査(令和4年) 単身世帯調査

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査(令和4年) 二人以上世帯調査

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー