独身のまま30代に突入すると、そろそろ将来や老後のお金のことを考え始める人も増えるのではないでしょうか。   独身だとお金も時間も自分のために使えるため、コツコツ貯金している人もいれば、「あまりたまっていない」という人もいると思います。   自分と同じ独身の30代はどれくらい貯金をしているのかを確認して、自分の貯蓄額が多いのか少ないのかを調べてみましょう。   本記事では、30代単身者世帯の平均貯蓄額とともに、平均貯蓄額よりもたくさん貯金するにはどうすればよいのかをご紹介します。

30代単身・金融資産保有世帯の平均貯蓄額は?

「金融資産」とは、形をもたずに現金に換算できる資産のことで、株式・債券・投資信託・個人年金保険などを指します。
 
金融広報中央委員会が令和4年に実施した「家計の金融行動に関する世論調査」の結果によると、30代単身世帯のうち金融資産保有世帯の貯蓄額は、平均値が741万円、中央値が270万円とのことです。
 
また中央値とは、すべての数値を小さい順に並べたときに、ちょうど真ん中にくる数値のことで、平均値はデータの数値をすべて足して、そのデータの数で割った数値のことをいいます。そのため、平均値は極端に高い資産を所有している一部の層によって、数値が底上げされる点が特徴としてあります。
 
30代単身世帯の金融資産の金額ごとの割合は、表1の通りです。
 
表1
 

世帯数割合
100万円未満 27.4%
100〜200万円未満 12.8%
200〜300万円未満 8.2%
300〜400万円未満 7.8%
400〜500万円未満 3.7%
500〜700万円未満 10.5%
700〜1000万円未満 5.5%
1000〜1500万円未満 6.8%
1500〜2000万円未満 5.5%
2000〜3000万円未満 3.7%
3000万円以上 4.1%

 
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」を基に筆者作成
 

30代単身・金融資産保有世帯の平均預貯金額はどのくらい?

同調査の結果から、30代単身世帯のうち金融資産保有世帯の平均預貯金額は327万円であることが分かりました。
 
うち、定期性預貯金は91万円となっており、金銭信託・生命保険・損害保険・個人年金保険・債権・株式・投資信託・財形貯蓄・その他金融商品を合計すると、金融資産保有額は741万円です。
 
まずは、平均預貯金額である327万円を目指して、貯金を始めてみてはいかがでしょうか。
 

平均貯蓄額以上に貯金をして安心して暮らそう

30代独身者の平均貯蓄額は、金融資産保有世帯で平均値741万円・中央値270万円、平均預貯金額は327万円ということが分かりました。
 
趣味や自己投資のためにお金を使いたい年代ではあると思いますが、安心して暮らせる老後を迎えるためにも、平均貯蓄額以上に貯金を殖やす方法を考えていきましょう。
 
貯金に回せる額を増やすためにも、家賃・公共料金・通信費などの固定費を見直したり、先取り貯金や投資を始めたりしてみてはいかがでしょうか。
 

出典

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)
統計表番号3 金融資産保有額(金融資産保有世帯)
統計表番号5 種類別金融商品保有額(金融資産保有世帯)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー