お金がすべてではないとはいえ、安定した生活を送るためにはある程度の蓄えも必要です。しかし、ムダ使いもしていないのに、なかなかお金が貯まらないと悩む人も少なくないでしょう。   特に、年末年始は何かと物入りな時期なので、経済面での不安を抱えたまま年越しするかもしれません。ここでは、お金の貯め方を含め、家計の見直しや管理方法について解説します。

本当にムダ使いしていない?

お金が貯まらない大きな理由として「収支のバランスの悪さ」が考えられます。株式会社ビズヒッツが男女500名に実施した「貯蓄が貯まらない理由」の調査結果によると、「1位:収入が少ない」「4位:収入が不安定」と、収入面がクローズアップされています。
 
しかし、調査結果全体からは「2位:必要な支出が多い」「3位:計画性がない」「5位:借金の返済がある」「6位:物価高の影響」「7位:急な出費が多い」といった支出面での問題も多いようです。
 
収入が少ない人や不安定な人のなかには、極限まで生活費を節約しても支出のほうが多くなるかもしれません。さらに、物価高による打撃も大きいです。しかし、生活費全般を見直すことで貯金を増やせる場合があります。そのためには、スマホ代や保険料などを安いプランに乗り換えたり、趣味や自分磨きに使う限度額を決めたりすることも大切です。
 
もし、繰り上げ返済可能な借入があるなら早めの完済を目指しましょう。このように個々の支出と向き合うことで、ムダ使いを防ぐことにもつながります。また、貯金があると急な出費があっても安心です。
 

お金を管理する方法を考えよう

生活費にムダがないかどうかを知るためには客観的なデータが役立ちます。そのためにおすすめなのが家計簿によるお金の管理方法です。また、生活費を把握するには家計簿を付ける頻度も重要です。
 
Applivの家計簿をつけている10代〜60代の男女600名を対象に行った、家計簿に関する調査によると、7割以上の人が2日に1回以上付けています。また、家計簿アプリを活用している人が最多で、4割以上に上ることも分かりました。アプリはスマホで管理できるなど、手書きの家計簿にはないメリットもあります。
 
家計簿を付けるようになってから、固定費や変動費の見直しに役立った、レシートを保管するようになったなど、支出の見直しができた人が多いです。特に、食費は発生頻度が高いため、出費の内訳と向き合うことで節約につながるかもしれません。
 

そのうえで収入を増やすことも

収入を増やすには生活費を徹底的に分析する必要があります。「生活費」「貯金用」「予備費」など、目的別に口座をつくって管理するとよいでしょう。
 
給料日に先取り貯金することで、残ったお金で家計をやりくりできるようになります。そのうえで、収入を増やすことも検討しましょう。ポイ活などすきま時間でできる方法がありますが、余暇を利用して副業するのも一案です。
 
Job総研の株式会社ライボが社会人男女717名に実施した「2023年副業・兼業の実態調査vol.2」によると、副業に興味を持つ人が8割以上いることが分かりました。こちらは、副業未経験者(全体の約7割)に占める割合です。副業経験者は約3割ですが、未経験者の5人に4人までが副業を検討していることになります。
 
もちろん、副業をするためには、勤務先の理解が必要なほか、本業に支障をきたさないことも大事です。増収による税金がどれくらいになるかも確認しておきましょう。
 

生活費の見直しが大切! そのうえで収入を増やすことを検討しよう

お金が貯まらない人は、収支のバランスを見直すことが大切です。これまで節約に徹していると思っていただけで、ムダな出費が出てくるかもしれません。生活費を客観的に把握するには家計簿の使用がおすすめです。
 
紙の家計簿が苦手な人は手軽に使えるアプリを使う方法があります。家計簿による生活費をスリム化したうえで、副業などで収入を増やすことも検討しましょう。
 

出典

株式会社ビズヒッツ BizHits 「500名に聞いたお金が貯まらない理由とは?貯めるための工夫も徹底調査!」
Appliv「家計簿で出費が減った人は39.2%、最も意識している項目は「食費」、記録方法は「アプリ」が最多(Appliv調べ)」
株式会社ライボ Job総研「2023年 副業・兼業の実態調査vol.2」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー