夫婦2人で共働き世帯であるものの、あまり貯蓄ができていないことに不安を感じている人もいるのではないでしょうか。老後も当然ですが生活費はかかるため、なるべく現役時代にお金を貯めておくことが大切です。   本記事では、46歳から老後の資金を準備するにはどうすればよいのかについて、65歳以上夫婦2人世帯の平均支出にも触れつつ、貯蓄のコツを紹介します。

共働き夫婦の場合に老後は年金だけで生活できるのか

まず、老後にかかるお金については、総務省統計局が公表している「家計調査年報(家計収支編)2022年家計の概要」をみると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯における消費支出金額は約24万円であることが分かります。
 
なお、この調査では、消費支出の項目のうち「住居費」が、持ち家の人も含まれて算出されている点に注意が必要です。持ち家ではなく賃貸物件に住んでいる世帯であれば、プラス数万円の支出額になるでしょう。また、食費や光熱・水道代なども正確な金額についてはそれぞれの世帯によって異なります。
 
一方、受給できる年金額については、20〜22歳は国民年金のみ、23〜60歳は厚生年金を納付し、夫婦それぞれの現役時代の年収が420万円(月35万円)と360万円(月30万円)と仮定して算出します。
 
厚生労働省のホームページにある公的年金シミュレーターを利用して算出すると、年金受給額は夫婦で月に約25万円受け取れるという結果となりました。持ち家がある65歳以上の夫婦のみの無職世帯における消費支出金額は約24万円なので、収支はギリギリ黒字になります。
 
しかし、持ち家でない場合は家賃がかかったり、老後ではなくても病気やけがでお金が必要になったりする可能性があるため、現役時代から計画的に貯蓄を進めることが大切です。貯蓄のコツについては次の段落で紹介します。
 

貯蓄のコツとは

貯蓄のためには、まず、毎月の収支を把握して節約できるところは節約することが大切です。収入は把握していても支出までは管理していない人も多くいるのではないでしょうか。お祝いやお出掛けなど、イベントごとがあるときには支出が多くなることもありますが、普段の食費や光熱費、交際費などにかかる金額を把握することで、お金の使い方を見直せます。
 
例えば、食費が多い場合は外食の回数を減らすことで節約効果が期待できるでしょう。ほかにも、保険料や通信費などを見直し、節約できそうな部分は節約することで、無理なく計画的にお金を貯蓄に回すことが可能です。
 
また、支出を減らす工夫だけでなく、収入を増やすことも大切です。趣味を副業にしてお金を稼ぐことも1つの方法です、またNISAやiDecoなどの制度を利用して資産運用に挑戦するのもよいでしょう。ただし、投資をする場合はリスクもあるため、余剰資金でおこなうことや、万が一のリスクも理解したうえで始めることが大切です。
 

老後に向けて計画的に貯蓄しよう

夫婦2人で月収65万円の場合、将来受け取れる年金は月に約25万円となります。持ち家がある65歳以上の夫婦のみの無職世帯における消費支出金額は約24万円であることを考慮すると、収支は若干黒字になりますが、貯蓄がない場合、年金だけで生活するのは厳しいでしょう。けがや病気など、予期せぬ大きな出費が生じる可能性も否めません。ゆとりある老後の生活を送るためにも、現役時代から計画的に貯蓄しておくことが大切です。
 

出典

総務省統計局 2022年(令和4年)家計の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー