50代で、現在の年収に満足できていない方もいらっしゃるでしょう。 そのような方は、ほかの50代の平均年収が気になるかもしれません。   今回は50代の平均年収と併せて、50代の手取り収入に対しての貯蓄割合もご紹介します。   現在の収入に満足できない場合の具体的な対策も紹介していますので、参考にしてください。

50代の平均年収は?

国税庁が行った令和4年分の「民間給与実態統計調査」では、年齢別の平均年収が公開されています。
50代の平均年収について、表1にまとめました。
 
表1
 

年齢 平均年収(男) 平均年収(女) 男女計
50〜54歳 684万円 340万円 537万円
55〜59歳 702万円 329万円 546万円

 
※国税庁「民間給与実態統計調査 (第14図)年齢階層別の平均給与」を基に著者作成
 
同調査の結果を見ると、55歳の男性で年収が450万円の場合、平均年収よりも低いといえるでしょう。
 
しかし、55歳の女性で年収が450万円の場合は、平均年収よりも高いといえます。
 

50代は年収の何割を貯蓄に回している?

50代の方たちは、年収の何割を貯蓄に回しているのかが、気になる方もいらっしゃるかもしれません。
 
そこで、50代の方の、年収に対する貯蓄割合を、金融広報中央委員会が行った「家計の金融行動に関する世論調査」のデータ(令和4年)を参考に、ご紹介します。
 
同調査のデータによると、50代において、年間手取り収入から貯蓄に回す割合の平均は13%でした。
 
詳細は、表2の通りです。
 
表2
 

貯蓄割合 回答率
5%未満 7.7%
5〜10%未満 10.9%
10〜15%未満 15.4%
15〜20%未満 1.8%
20〜25%未満 7.2%
25〜30%未満 0.5%
30〜35%未満 5.0%
35%以上 12.7%
貯蓄しなかった 38.9%

 
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 各種分類別データ(令和4年) 1.金融資産の状況等 統計表番号8 年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯)」を基に筆者作成
 
貯蓄しなかったと回答された38.9%の方を除くと、年収の10〜15%未満を貯金に回す50代の方が、最も多いことが分かっています。
 
貯金に回す割合は、年間手取り収入の15%前後を目安にするとよいかもしれません。
 
例えば、年間手取り収入が450万円で、15%を貯金に回す場合の金額は約67万5000円です。
 

現在の年収に満足できない場合は?

現在の年収に満足できない場合は、考えられる対策としては、以下の2点が挙げられます。
 

●現職場でスキルアップをする
●上司に相談する

 
現職場でスキルアップをすることが、年収を上げるためには最も現実的な方法といえるでしょう。
 
スキルアップに比例して、年収も上がるかもしれません。
 
どのようにスキルアップすればよいか分からない場合は、上司に直接相談してみましょう。
 
最短でスキルアップをするためには、職場が求める人物像を上司に確認することが大切といえます。
 

平均年収を上げて貯蓄も殖やそう

55〜59歳の平均年収は、男性が702万円、女性が329万円です。
そのため55歳で年収450万円は、男性の平均と比較した場合は低いといえます。
 
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」により、50代の手取り収入からの貯蓄割合は、10〜15%未満という回答率が最も高いことが分かりました。
 
50代で貯蓄を殖やすためには、現職場での年収を上げることが近道といえるでしょう。
年収が上がると、貯蓄に回せる金額も増やせるはずです。
 
現職場でスキルアップを目指したり、上司に相談したりして、年収を上げるための行動を実行していきましょう。
 

出典

国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 II 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与 年齢階層別の平均給与 (第14図)年齢階層別の平均給与(21ページ)

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査 単身世帯調査 各種分類別データ(令和4年) 1.金融資産の状況等 統計表番号8 年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー