車は車種によってハイオクを給油する場合とレギュラーを給油する場合があります。   名前は知っていても違いをはっきりとは知らない方も多いでしょう。節約のためにはどちらを利用する車を選べばいいかも気になります。また、ハイオクとレギュラーでは価格以外にも違いがある点に注目です。   ここでは、ハイオクとレギュラーそれぞれの価格を紹介するとともに、1ヶ月走行した場合のガソリン代の差や、価格の違いがなぜ生まれるのかなどを解説します。

ガソリンはハイオクとレギュラーで価格が異なる

経済産業省資源エネルギー庁「石油製品価格調査」にて令和6年1月29日時点のガソリン代を確認してみると、ハイオクが185.8円、レギュラーが175.0円となっており、10円ほどの差があります。
 
たかが10円と思っていても、毎月一定の距離を走行していれば、知らない間に大きな差が生じていることでしょう。特に通勤や日常の買い物で頻繁に車を使う方や、週末に遠方へドライブに行く方は価格の差を無視できないはずです。
 
ここでは、それぞれで1ヶ月走行した場合のガソリン代を計算していきます。なお、ガソリン代の計算方法は
 
ガソリン価格(円/L)×走行距離(km)÷車の燃費(km/L)
 
という計算式で算出できます。
 

ハイオクで1ヶ月に100km走行した場合のガソリン代

今回の計算では、1ヶ月の走行距離を100km、燃費を20km/Lと仮定して、1ヶ月にかかるガソリン代を算出します。
 
185.8円×100km÷20km/L=929円
 
1ヶ月のガソリン代は929円です。半年で5574円、1年で1万1148円のガソリン代がかかります。利用する頻度が少なかったり、利用したとしても近場への買い物のみなどで走行距離が短かったりする場合、そもそものガソリン代を抑えられるでしょう。
 

レギュラーで1ヶ月に100km走行した場合のガソリン代

ハイオク同様に、1ヶ月の走行距離を100km、燃費を20km/Lと仮定して、1ヶ月にかかるガソリン代を算出します。
 
175円×100km÷20km/L=875円
 
1ヶ月のガソリン代は875円です。半年で5250円、1年で1万500円のガソリン代がかかります。ハイオクと比較してみると、1ヶ月の金額差は54円でした。走行距離があまり長くないため費用の差は大きくありませんが、10年、20年と乗り続けているとその差は開いていくでしょう。
 

1ヶ月に1000km走行するとどのくらいの差になる?

車に乗る機会が多く、月に1000kmほど走行するとどのくらいの差になるか計算していきます。燃費は先ほど同様20km/Lに設定します。


ハイオクの場合:
185.8円×1000km÷20km/L=9290円
 
レギュラーの場合:
175円×1000km÷20km/L=8750円

1ヶ月では540円の費用差が生まれました。半年で3240円の差、1年で6480円の差となります。通勤で毎日車を使用したり、休日に遠方までドライブに行ったりすると、当然走行距離は長くなります。距離が長くなれば消費するガソリンの量も増えるため、費用が高くなるとともに、差額も大きくなることでしょう。
 

ハイオクとレギュラーの違い

ガソリンの名前は知っていても、違いを知らない方も多いでしょう。ハイオクがレギュラーガソリンよりも価格が高いのは、ガソリンの品質に差があるためです。
 
ガソリンにはノッキングと呼ばれる現象があります。車内部のガソリンが意図しないタイミングで爆発を起こすことをノッキングといい、ノッキングのしにくさをオクタン価と呼ばれる指標で表します。
 
オクタン価が高いほどノッキングをしにくい品質のガソリンであり、オクタン価が高いガソリンをハイオクと呼ぶのです。レギュラーとハイオクではオクタン価に差があり、ノッキングの頻度が変わります。爆発の頻度は、エンジンへの負担や燃費の差にもつながっていきます。
 
また、オクタン価を高めるためには手間とコストがかかるため、レギュラーよりもハイオクガソリンの方が高い価格に設定されているのです。
 

ハイオクとレギュラーの価格差は10円ほど

レギュラーとハイオクでは、1Lあたり10円ほどの価格差があります。月に100km程度の走行であれば、ガソリン代の差は55円程度です。月1000kmと走行距離が長くなるとその分ガソリン代の差も開いていきます。
 
今回は燃費を統一してガソリン代を計算しましたが、実際の燃費は車種によって異なります。そのため、ガソリン代を節約したいと考えている方は、車本体の仕様と燃費をチェックしてみてください。
 

出典

資源エネルギー庁 調査の結果|石油製品価格調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー