家電の導入を検討する際、気になることの一つに挙げられるのが光熱費です。特に自動食器洗い乾燥機(以下食洗機)はどのくらいの水量を使用するのかがわからず、水道代が心配という人もいるでしょう。そこで本記事では、食洗機の水道光熱費や食洗機を導入する際の注意点などを、手洗いの場合と比較して解説します。

食洗機は手洗いと比べて節約になる?

結論からいうと、食洗機は水やガスをそれほど使用しないため、手洗いから食洗機にすることで水道光熱費を節約できる可能性は高いでしょう。手洗いの場合は水を流しながら洗うことも多く、寒い日にはお湯を使うこともあるため、水道代とガス代がその分かかります。一方で食洗機の場合は、本体の電気を使ってお湯を沸かすためガス代を削減でき、本体にためたお湯を循環させて洗うので水道代も抑えることが可能です。
 
今回試算する食洗機は、パナソニックの「NP-TZ300」とします。5人分相当の食器(食器40点・小物20点)の場合で、1回あたりの食洗機と手洗いの水道光熱費を比較した金額は図表1のとおりです。なお、手洗いはお湯を使用した場合で試算しています。
 
図表1
 

手洗い※お湯使用 食洗機
水道代 約19.6円(約75L) 約2.9円(約11L)
電気代 未使用 約23.9円(約770Wh)
ガス代 約37.8円(約0.17立方メートル) 未使用
1回あたりの費用 約57.4円 約26.8円

 
パナソニック株式会社 Panasonic 食器洗い乾燥機(食洗機) エコ【レギュラータイプ・スリムタイプ共通特長】より筆者作成
 
図表1から、手洗いと食洗機では1回あたり約31円の差があることが分かります。1日2回食器を洗った場合、食洗機を使用することで年間2万円以上の節約となるでしょう。
 
ただし、今回の場合は1回で食器40点・小物20点を洗った場合なので、使用する食器の量が少ない家庭では食洗機を導入しても節約効果が見込めない可能性もあります。
 
また、手洗いでもこまめに水を止めたりお湯を使わなかったりすることで水道光熱費を節約することができるため、食器量や使用頻度などを考慮して食洗機導入による節約効果があるか判断するのがよいでしょう。
 

食洗機を導入する際の3つの注意点

食洗機を導入する際の注意点は次の3つです。
 

●食器によっては洗えない
●専用の洗剤が必要
●設置スペースを確保する必要がある

 
食洗機のタイプによっては高温の高圧水流で食器を洗うため除菌作用があるなどメリットも大きい反面、食器の種類によっては食洗機で洗うことができません。また、食洗機では手洗いで使用する食器用洗剤が使えないため、食洗機専用の洗剤を別に購入する必要があります。卓上型の食洗機の場合はシンク周りに設置するスペースも必要になるため、食洗機を導入する際は設置場所も確認しておきましょう。
 
食洗機を使うことで手荒れや冷たい水で洗うストレスが減り、時短にもつながるため便利ではありますが、注意点も多いので事前によく確認してから導入することをおすすめします。
 

まとめ

食洗機は手洗いよりも水の使用量が少なく、さらに冬場に手洗いでお湯を使っている家庭ではガス代も抑えることができるため、食洗機を導入することで節約効果が見込めるでしょう。しかし食洗機を使用する場合、食洗機専用の洗剤や設置場所の確保が必要になるほか、食器の種類によっては洗えない点にも注意が必要です。
 
食洗機のメリットや注意点を理解した上で、ご家庭の状況などを考慮して導入を検討してみましょう。
 

出典

パナソニック株式会社 Panasonic 食器洗い乾燥機(食洗機) エコ【レギュラータイプ・スリムタイプ共通特長】

パナソニック株式会社 Panasonic 食器洗い乾燥機(食洗機) 清潔・洗浄力【レギュラータイプ・スリムタイプ共通特長】

 
執筆者:梅井沙也香
FP2級