現金をタンスの中で保管しているだけでは、お金は増えません。また、盗難や火災などにより突然なくなってしまうリスクもあります。タンス預金の額が増えてきたら、安全のためにも銀行に預けたほうがよいでしょう。さらに、お金を増やしたいのであれば資産運用にも目を向けてみることが大切です。   そこで、今回はタンス預金のメリットやデメリットに触れたうえで、効率のよい資産運用方法について紹介します。

タンス預金のメリット・デメリット

タンス預金とは、銀行などの金融機関へ預けずに家庭内で保管されている現金のことです。
 

・タンス預金のメリット

タンス預金のメリットは、すぐにお金が使えることです。銀行に預けると、銀行の窓口やATMへ出向く手間がかかりますが、自宅にお金を置いておけばいつでも自由に使えます。
 
銀行に預けると、引き出し時に手数料がかかる場合がありますが、タンス預金であれば入出金のコストが一切かかりません。ほかにも、銀行の破たんや口座凍結などの心配がいらなかったり、家族にバレずに貯蓄できたりするメリットもあります。
 

・タンス預金のデメリット

タンス預金のデメリットは、防犯面の不安があることです。万一、盗難や紛失、災害などで現金が失われても保証してもらえません。また、資産が増えにくい点もデメリットです。さらに、タンス預金はその存在を証明するものがないため、相続時、トラブルに発展する可能性も出てくるでしょう。
 

タンス預金を資産運用へ回す

タンス預金をずっと続けていても、元本以上のお金が増えることはありません。せっかく貯めたお金を効率的に運用したいのであれば、銀行へ預けるか、株式や投資信託などへ投資することも検討しましょう。
 

・銀行などの金融機関へ預ける

銀行には、預金保険制度があります。1金融機関につき預金者一人あたり元本1000万円までと破綻日までの利息等が保護されるため、一定額までは元本保証で安心して預けられることがメリットです。また、タンス預金を普通預金や定期預金などへ預ければ利息が受け取れます。
 
例えば、金利が0.001%の普通預金へ100万円を預ければ1年間で10円(税引き前)の利息です。すずめの涙程度の利息ですが、タンス預金が3000万円ともなれば全額預けた場合の利息は300円(税引き前)となります。しばらく現金を使う予定がない場合は、金利がやや高い定期預金やネット銀行を検討してみるとよいでしょう。
 

・お得に資産運用をしたいならばNISAを活用

課税口座内で売買した利益は、課税対象となるため、税金が差し引かれてしまいます。しかし、新NISA口座内で売買して利益が出た場合は、すべて非課税です。
 
新NISAの非課税保有限度額は、最大1800万円(成長投資枠は1200万円)で、非課税保有期間が無期限化されたため、より利用しやすい制度へと変更されました。もちろん、投資となるため必ず利益ができるとは限りません。低リスクの商品から始めたい場合は、分散投資が期待できる「つみたて投資枠」を活用することがおすすめです。
 

タンス預金だけではリスクがある!NISAを活用した投資でお得に資産運用

タンス預金のデメリットは、防犯面の不安があることです。安全にお金を管理したいならば、銀行へ預けたほうがよいでしょう。普通預金や定期預金などを利用すれば利息が受け取れます。
 
ただし、銀行に預けているだけでは資産はほとんど増えません。そのため、株式や債券、投資信託、不動産といった投資にも取り組んでみるとよいでしょう。例えば、新NISAを活用すれば売却益や配当金(分配金)に税金がかからないため、お得に資産運用が行えます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー