寒い季節になると、暖房を使用する時間が長くなり、高い電気代に悩む方もいらっしゃるでしょう。暖房器具は、製品によってかかる電気代が大きく異なります。   今回は、「エアコン」と「ヒーター」の電気代を比較しました。エアコンとヒーターでは、どちらが電気代を安くおさえられるのかを見てみましょう。

エアコンにかかる電気代

エアコンは、使用環境やモード、製品によっても消費電力が異なります。部屋の広さ別に、1日10時間エアコンの暖房を使用したときの電気代を表1にまとめました。なお、今回は東京電力エナジーパートナーのホームページを参考に、電気代単価を30円/kWhして計算しています。
 
表1

部屋の広さ 暖房の消費電力 電気代
8〜10畳 690W 約207円
9〜12畳 915W 約275円
11〜14畳 1160W 約348円
15〜18畳 1500W 約450円

※パナソニック株式会社「住宅設備エアコン総合カタログ2024/春号」を基に筆者作成
 
冬にエアコンを使用するときには、設定温度と外気温の差が大きくなるほど多くの消費電力がかかります。そのため、エアコンにかかる電気代を節約するには使い方に工夫が必要です。
 
経済産業省資源エネルギー庁によると、暖房の設定温度を21度から20度に下げた場合、年間で約1円の電気代が節約できるとのことです(外気温6度、2.2kWのエアコンを1日9時間使用した場合)。
 
ほかにも、厚手のカーテンで窓からの冷気を遮断したり、サーキュレーターで空気を循環させたりすることも有効です。
 

ヒーターにかかる電気代

ヒーターにはさまざまな種類がありますが、代表的なものは「電気ファンヒーター」や「ガスファンヒーター」などです。それぞれエネルギー源が異なるため、かかるコストにも差が出ます。
 
今回は、電気ファンヒーターにかかる電気代を見てみましょう。電気ファンヒーターの消費電力は、およそ1200Wです。1日10時間使用すると、電気代は約360円かかります。
 
電気ファンヒーターはエアコンに比べて消費電力が大きい分、電気代も高くなりやすいです。少しでも電気代を節約するには、設定温度を低くして、必要なときだけつけることを意識しましょう。使用時間が長くなるほど電気代がかかります。
 

エアコンとヒーターにおける電気代の差

実際に、エアコンと電気ファンヒーターにおける電気代の差を表2で比較してみましょう。なお、エアコンは8〜10畳用の製品を使用した場合の電気代を記載しています。
 
表2

種類 1日10時間当たりの電気代 1ヶ月当たりの電気代
エアコン 約207円 約6210円
電気ファンヒーター 約360円 約1万800円

※筆者作成
 
1ヶ月あたりのエアコンと電気ファンヒーターの電気代の差は4590円であり、エアコンのほうが電気ファンヒーターに比べて安いことが分かりました。
 
電気ファンヒーターは短時間で部屋を暖められるメリットがありますが、広い部屋を長時間暖めるのには不向きです。部屋が寒いときには電気ファンヒーターを使用して、ある程度暖まったらエアコンに切り替えるといったように、使い分けをするとよいでしょう。
 

電気代が安いのはエアコン!双方を使い分けて賢く節約しよう

エアコンと電気ファンヒーターを比較すると、エアコンのほうが電気代は安くなることが分かりました。電気ファンヒーターは短時間で部屋を暖められる分消費電力が大きく、電気代が高くなりやすいです。状況に応じて暖房器具を使い分け、電気代を節約しながら快適に過ごしましょう。
 

出典

東京電力エナジーパートナー株式会社 TEPCO 従量電灯B・C
パナソニック株式会社 住宅設備エアコン総合カタログ2024/春号 HXシリーズ
経済産業省 資源エネルギー庁 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー