将来お金持ちになりたい場合、職業選択は非常に重要です。なぜなら、専門的な資格を取得している職業の方が、年収は高い傾向にあるからです。例えば、医師や法務従事者、公認会計士や税理士などは、高収入を得られる可能性が高いでしょう。   そこで今回は、年収の高い職業に就く方法について解説します。

年収の高い職業とは?

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」を参考に、年収の高い職業を表1にまとめました。
 
表1

職業 年収
医師 約1160万円
法務従事者 約660万円
公認会計士、税理士 約530万円
大学教授(高専含む) 約790万円

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
 
同調査によると、一般的な事務員の年収は約340万円であるため、表1にまとめた職業は年収が高い傾向にあると分かります。
 

医師になるには?

医師になるためには、まず医学部に進学しなければなりません。その後、医師国家試験を受けて、合格すれば医師免許を取得できます。
 
また、医師免許取得後は初期研修医として2年以上の臨床研修が必要です。なお、厚生労働省によると、2024年2月に実施された医師国家試験の全体の合格率は92.4%でした。
 

法務従事者になるには?

弁護士になるためには、法科大学院で3年間または2年間学びます。法科大学院を修了すると司法試験を受験する資格が得られます。2023年からは、法科大学院の最終学年で司法試験を受験することが可能となりました。
 
法科大学院に通えない場合は、予備試験に合格すれば司法試験を受験できます。合格後は、1年間法律事務所などで研修を受け、研修所の試験に合格すると法曹となる資格が与えられます。なお、法務省によると、令和5年の司法試験の合格率は45.3%でした。
 

公認会計士・税理士になるには?

公認会計士になるには、公認会計士試験に合格した後に、監査法人などで3年以上の実務経験を積み、同時に3年間の実務補習を受けることが必要となります。その後、公認会計士として登録します。
 
なお、公認会計士・監査審査会によると、令和5年の公認会計士試験の合格率は7.6%と10%以下になっており、難易度の高い試験です。
 
税理士になるには、税理士試験に合格して、税理士事務所などで会計に関する業務に通算2年以上従事しなければなりません。その後、日本税理士会連合会に登録すれば税理士になれます。なお、国税庁によると、令和5年に受験資格の大幅な緩和があったことから、受験者が4000人近く増えて、合格率は21.7%となっています。
 

大学教授になるには?

大学教授となるためには、資格などの必要条件はありません。しかし、大学で教鞭(きょうべん)をとるためには専門的な知識が必要です。そのため、一般的には大学を卒業後に、大学院に進み博士号を取得することが求められています。
 
また、研究の実績を積んで教員として採用される場合などもあります。ただし、このようなケースでは、学生の頃から論文を作成して発表したり研究の実績を積んだりしなければなりません。
 

自身の重視したいポイントを大事にして仕事を選ぼう

年収が高い職業は、資格や免許取得への道も狭く厳しいものです。しかし、その分達成感や充実感は大きいものといえます。自身の重視したい仕事へのポイントを大事にして、職業を選択しましょう。
 

出典

政府統計の総合窓口(e-Stat) 賃金構造基本統計調査/令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
厚生労働省 医師国家試験の施行について
法務省 令和5年司法試験の採点結果
公認会計士・監査審査会 令和5年公認会計士試験の合格発表の概要について
国税庁 令和5年度(第73回)税理士試験結果表(試験地別)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー