みなさんは、子どもたちにどのようにお小遣いを渡しているでしょうか。毎月同じ金額を渡しているご家庭もあれば、お父さんやお母さんのお手伝いをしたときに、ご褒美としてお小遣いを渡すケースもあるでしょう。   子どもに正しい金銭感覚を身につけさせるためには、お小遣い教育は大変重要なポイントです。今回は、子どものお小遣いの管理方法について、チェックしていきましょう。  

最新のお小遣い事情

まずは、現在、子どもたちがどのくらいお小遣いをもらっているのか、確認していきましょう。全国規模で行われた調査(※1)によると、毎月1回お小遣いをもらっている場合、小中高生の平均金額は、以下の通りとなっています。
 
小学生
低学年:1004円
中学年:864円
高学年:1085円
 
中学生:2536円
 
高校生:5114円
 
やはり、子どもの年齢が上がるにつれて、お小遣いの金額も高くなる傾向が見られました。高校生については、自分でアルバイトなどをして、毎月収入を得ているケースもあります。
 

お小遣いの渡し方

次に、親から子どもへのお小遣いの渡し方について、チェックしていきましょう。お小遣いの渡し方は、大きく分けて以下の4つの方法があります。
 
1、お手伝いをしたらお小遣いを渡す「報酬タイプ」
2、毎月決められた金額を渡す「定額タイプ」
3、「報酬タイプ」と「定額タイプ」の混合
4、お金が必要なときに、必要な分だけ渡す「都度タイプ」
 
子どもに、「労働と報酬」の関係を身につけさせることができるという点で、1の「報酬タイプ」は、ぜひ実践するとよいでしょう。
 
2「定額タイプ」は、毎月、決められた予算内で、どのようにお金を使うかというマネープランを立てる練習につながります。お小遣い手帳も一緒につければ、将来的に家計簿をつける練習にもなるでしょう。
 
一方で、最も注意が必要なのは、4「都度タイプ」です。子どもは、お父さんやお母さんに頼めば、「お金は無限にもらえるもの、使えるもの」という錯覚を起こす可能性があります。「本当に必要なもののために、お金を貯金しておく(使わないで我慢する)」という忍耐力も養うことができません。
 
子どもが小学生になった頃から、4「都度タイプ」をやめて、1「報酬タイプ」や2「定額タイプ」、3「混合タイプ」に切り替えていくことを検討してみましょう。
 
そして、お菓子を買ったり、ゲームや本を買ったり、友達と遊んだり、さらに貯金をしたりと、お小遣いの管理の方法について、親は適切に見守ってあげることが重要ですね。
 

子どもの金融リテラシーを高めるためには?

子どもの金融リテラシーを高めるためには、親も一緒になって、実践で学ぶのが一番です。お小遣いの管理方法を通して、マネープランの立て方、毎日のお金の使い方、働くことの大切さを伝えていきましょう。
 
さらに、ジュニアNISAを利用して、資産運用にチャレンジするという方法もあります。
 
特に、子どもが高校生など、大きくなってきたご家庭では、運用とは何か、お金を増やすとはどういうことかなど、一緒に考えてみてはいかがでしょうか。ジュニアNISAについて詳しく知りたい方は、金融庁のホームページ(※2)を確認してみましょう。
 
子どもが将来自立し、しっかりお金を管理できるようになるためには、お小遣いの渡し方や、親のお金の使い方がポイントとなります。今回ご紹介した内容を参考にしながら、あなたのご家庭のお小遣い制度について、ぜひ見直しをしてみてはいかがでしょうか。
 
出典・参考


 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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