ネット銀行であるがゆえの低金利で住宅ローンを提供している住信SBIネット銀行。もちろん低金利だけではなく、手数料上乗せなしの団体信用生命保険の保障内容が充実しているところも人気となっています。今回は、住信SBIネット銀行の住宅ローンについて解説します。

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住信SBIネット銀行 住宅ローンの利用条件って?

住信SBIネット銀行の住宅ローンの利用条件については以下のとおりです。
 

申込者に関する条件(年収・年齢・職業) ★1.仮審査申し込み時に満20歳以上、借入時に満65歳以下で、完済時における年齢が満80歳未満であること ★2.安定かつ継続した収入があること ★3.三井住友信託銀行指定の団体信用生命保険に加入できること ★4.国内に住んでいること

 

使い道に関する条件 住宅に関する以下の資金の利用であることが条件となります。

★1.申込者本人およびその家族が居住するための住宅にかかる、新築・購入資金およびこれに伴う諸費用 ★2.申込者本人およびその家族が居住するための住宅にかかる、現在借り入れ中の住宅ローンの借換資金およびこれに伴う諸費用、ならびに借り換えと当時に行う増改築資金。

 
その他の条件については以下のとおりです。

★借入金額:500万円以上1億円以内(10万円単位) ★借入期間:1年以上35年以内(1年単位) ★金利:「変動金利」「固定金利特約(2年・3年・5年・7年・10年・15年・20年・30年・35年)」の2種類の金利タイプより選択。

住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行の銀行代理業者として「ネット専用住宅ローン」の契約締結の代理をおこなっています。
 
したがって、「ネット専用住宅ローン」に関するお申し込み・お問い合わせなどの各種手続きは住信SBIネット銀行が受け付けを行いますが、実際の住宅ローン契約の締結先は三井住友信託銀行となることに注意が必要です。

住信SBIネット銀行 住宅ローンの特長と注意点。

では、住信SBIネット銀行の住宅ローンの特徴および忘れてはならない注意点について解説します。
 

特長1:金利の上乗せなしで団信・全疾病保障がついてくる

通常、一般団信においては無料で加入できる金融機関がほとんどですが、その他のガン特約付きや、三大疾病保障付き、八大疾病保障付きなどといった団信プランを選択すると、金利に0.2%から0.3%上乗せされるケースが多いです。
 
しかし、住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、金利の上乗せ無しで全疾病保障特約を付けることができるほか、女性のお客さまであればガン診断給付金特約(女性限定)を金利の上乗せなしで付けることが可能です。
 
全疾病保障特約は働けなくなって12ヶ月経過すると住宅ローン残高がゼロになるという保障内容ですので、働き盛りで家族も支えていかなければいけないという方にはうれしいサービスといえるでしょう。加えて女性向けのがん診断給付金特約を用意しているところはありがたいですね。
 

特長2:インターネット上で申し込みから契約までの手続きを行うことができる

通常であれば店舗窓口で申し込みや手続きを行うところを、インターネット上で済ませることができるのは、平日の昼間に時間が取れない方にとっては非常に助かります。
 
さらに、インターネットで契約手続きを行うことで、契約の際に必要な印紙代(2万円から6万円)を節約することができますし、契約書への署名・押印が不要となることから時間の短縮にもつながります。インターネットでの契約に特に抵抗がないのであれば、ぜひ活用することをおすすめします。
 

特長3:利用者にはうれしい、3つの0円が用意されている

1.保証料が0円:金融機関によっては専門の保証会社を利用することから、契約の際に保証料を払う必要がありますが、住信SBIネット銀行の住宅ローンでは保証会社を利用していないため、保証料がかかりません。
 
2.一部繰り上げ返済手数料が0円:一部繰り上げ返済は1円から行うことができ、回数に制限はありません。何度利用しても一部繰り上げ返済手数料が0円となることは、少しずつでも繰り上げ返済を利用していこうと思っている方にはうれしいサービスといえるでしょう。
 
3.返済口座への資金移動の手数料が0円:他行口座から指定金額を引き落とし、自動的に住信SBIネット銀行の口座へ入金できる「定額自動入金サービス」を利用すれば返済口座への資金移動が0円となるサービスも提供しています。毎月、手数料がかかることなく返済口座へ資金移動できることは長い返済期間を考慮しても非常にありがたいサービスです。
 
一方で、以下の点に注意が必要です。
 

注意点1:申し込み要件を甘く見ない

住信SBIネット銀行の住宅ローンの商品概要説明書には、他行のように「前年度の年収が○○万円以上であること」や「勤続年数が〇年以上」などといった要件は記載されていません。
 
したがって、契約社員・派遣社員の方も申し込みが可能であることはうれしいことですが、申し込めることと審査に通過できることは必ずしも一致していないということをきちんと理解しておきましょう。
 

注意点2:つなぎ融資に対応していない

住信SBIネット銀行の住宅ローンはつなぎ融資に対応していません。したがって、注文住宅で着工時などに工務店に入金が必要な場合は自分で資金を準備する必要があります。
 
方法としては、別のつなぎ融資に対応した住宅ローンをいったん契約して、住宅が完成した直後に住信SBIネット銀行へ借り換えるなど、つなぎ融資専用の融資商品を活用するやり方があります。
 
住信SBIネット銀行の住宅ローンの申し込みの条件に収入要件や勤務年数などの要件が記載されていないことから、契約社員や派遣社員の方でも申し込めるのは上に述べたとおりですが、パート、アルバイト、年金受給者の方は申し込むことはできませんので注意が必要です。

住信SBIネット銀行 住宅ローンに向いているのはこんな人!

とにかく低金利で住宅ローンを利用したい人

住信SBIネット銀行の最大の魅力は、変動金利タイプも固定金利タイプも最低水準クラスの低金利であることです。住宅ローンは他のローンと比べ、借入金額が大きく、取引期間も長期にわたるため、1%の金利の違いによって総返済額に数百万円以上の差が発生することもあります。
 
新規のみならず、借り換えにおいても他の銀行よりも安く住宅ローンを利用できるケースが多くみられることから、おすすめポイントであるといえます。
 

平日時間が取れずインターネットで申し込みから契約まで全て終わらせたい人

低金利、そしてインターネット上で申し込みから契約までを終わらせることができることがネット銀行の強みです。
 
さらに住信SBIネット銀行では、住宅ローンを申し込まれた方向けに「住宅ローン手続きサポート」のアプリを用意しています。アプリでは、申し込みから借り入れまでの手続きをサポートしてくれます。具体的には、審査状況をすぐに確認でき、プッシュ通知で知らせしてくれます。
 
また、お気に入り保存機能を使うことで、問い合わせ内容がテキストとして表示されるため、サポート対応終了後もやりとりをさかのぼって確認することができるなど、安心して相談できる体制を整えています。これなら、インターネット上での手続きに不安がある方も安心して利用できるのではないでしょうか。

住信SBIネット銀行 住宅ローンの契約までの流れと期間

住信SBIネット銀行の住宅ローン契約までの流れと審査期間については以下のとおりです。
 
<申し込みから契約にいたるまでの流れ>

1.仮審査の申し込み

住信SBIネット銀行のWebサイトへログイン後、必要な項目を入力し、申し込みを行います。

2.仮審査結果通知

仮審査申し込み当日から3営業日以内に仮審査の結果を登録したメールアドレスに結果が送られてきます。

3.正式審査申込書類の送付

仮審査に通過した方には、仮審査の結果が届いてから2営業日後に、正式審査申込書類が送付されます。

4.団体信用生命保険の申し込み手続き

保険会社より専用のサイトがメールで案内されますので、そのサイトにて手続きを行います。

5.正式審査の申し込み

正式審査申込書類が届いたら、必要事項を記入・押印のうえ返送します。

6.正式審査結果通知

正式審査の結果が申込時に登録したメールアドレスに届きます。

7.借り入れ条件の確認および借入希望日の決定

正式審査終了から2営業日後に「借入手続のご案内」が住信SBIネット銀行より発送されるので、届いたら内容を確認し、借入希望日を決定します。

8.契約内容の最終確認

借入希望日の10営業日前の17:00までに契約手続きを完了させます。合わせて、担当する司法書士から連絡が来るので、面談する日を決めて打ち合わせを行います。司法書士との面談では抵当権設定に関する手続きを行います。

9.融資実行

 
(引用:住信SBIネット銀行住宅ローン公式サイト)
 

住信SBIネット銀行の住宅ローンは、申し込みから契約終了まで、平均して1ヶ月半といわれています。他社と比べると審査に時間がかかるところがデメリットといえるかもしれません。
 
また、これは目安ですので、住宅の引き渡し時期が確定している人であれば、2ヶ月くらいの余裕を持って申し込むようにしてください。

まとめ

低金利で利用できるところが魅力の住信SBIネット銀行の住宅ローンですが、団体信用生命保険の保障が充実しているところや、女性のお客さまに向けた保障も金利の上乗せなしで提供しているところは評価すべきところといえます。
 
最後に忘れてはいけないのが、住信SBIネット銀行の住宅ローン契約には、住信SBIネット銀行の口座が必要になるということです。もし、住信SBIネット銀行の住宅ローンを利用したいと思っており、まだ住信SBIネット銀行の口座開設をしていない人は、できるだけ早めに口座を開設しておきましょう。
 
[出典]


 
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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