投資信託全体の騰落率1位は「DWSロシア・ルーブル債券投信(毎月分配型)」(23.5%)

4月のリターン1位は、「DWSロシア・ルーブル債券投信(毎月分配型)」だった。同ファンドは、ロシアの国債と準国債に投資するファンドである。ロシアルーブルは、ロシアのウクライナ侵攻開始後に1ドル=120ルーブル前後まで下落したが、4月には1ドル=60ループル前後まで上昇し、ロシアのウクライナ侵攻前の水準を大きく上回っている。資源高により、ロシアの黒字が拡大しているからだ。ただ、1年間のリターンは16.86%のマイナスで、現在は注文の受付を停止しているので注意が必要だ。

■DWSロシア・ルーブル債券投信(毎月分配型) 
基準価額 2,710円
信託報酬 1.621%(年率・税込)
純資産残高 38億円

<騰落率>
1カ月  23.52%
3カ月 -12.90%
6カ月 -24.68%
1年    -16.86%

※4月末時点

国内株式型1位は「野村日本企業価値向上オープン(米ドル投資型)」(3.4%)

国内株式型ファンドの4月リターン1位は、「野村日本企業価値向上オープン(米ドル投資型)」だった。同ファンドは国内の株式に投資するアクティブファンドで、4月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.アサヒグループホールディングス 5.7%
2.ローム 4.6%
3.富士フィルムホールディングス 4.5%
4.住友ベークライト 4.4%
5.本田技研工業 3.7%

「円投資型」の4月リターンは3.0%のマイナスだったが、円安・ドル高が進んだので、同ファンドは3.4%のプラスリターンとなった。5月に入り円安・ドル高傾は一服し、国内株式市場も上値の重い展開が続いている。ただ、4月末時点における1年間の騰落率も14.4%と高いリターンをだしているので、5月以降も堅調な動きが続きそうだ。

■野村日本企業価値向上オープン(米ドル投資型)  
基準価額 13,445円
信託報酬 1.386%(年率・税込)
純資産残高 203.2億円

<騰落率>
1カ月  3.4%
3カ月 10.7%
6カ月  6.7%
1年    14.4%

※4月末時点

外国株式型1位は「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドルコース)毎月分配型」(5.3%)

外国株式ファンドの4月リターン1位は、「野村ドイチェ高配当インフラ関連株投信(通貨選択型)米ドルコース(毎月分配型)」だった。同ファンドは、世界各国のインフラ関連企業および米国の金融商品取引所に上場しているMLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)を実質的な主要対象とするアクティブファンドである。MLPはエネルギー事業を主な収益源とする共同投資事業の一形態。ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどの金融商品取引所に上場しており、不動産の賃料収入を収益源とする不動産投資信託(REIT)と同じような形態である。インフラ関連株式の上値は重かったものの、円安・ドル高が進んだことから同ファンドの4月のリターンは5.3%のプラスだった。2022年になってインフレ関連株やMLPには買いが入り、4月末時点における1年間のリターンは43.7%と高い。円安・ドル高傾向が続いていることから、5月もリターン上位に入るかどうかに注目だ。

■野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(通貨選択型)米ドルコース(毎月分配型) 
基準価額 12,905円
信託報酬 2.063%(年率・税込)
純資産残高 1,001.1億円

<騰落率>
1カ月  5.3%
3カ月 21.9%
6カ月 26.5%
1年    43.7%

※4月末時点