2022年5月、SBI証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の概要

SBI証券の5月ランキング1位は、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」だった。同ファンドは、「バンガード・S&P500ETF」を通じ、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。4月は4.21%のマイナスリターンとなった。そして、5月末時点の基準価額も17,112円と、4月末の17,277円に比べて約1%の下落となっている。米金融引き締めは相場に織り込まれつつあるものの、インフレが企業収益を圧迫するとの懸念は強いからだ。ただ、SBI証券では同ファンドの人気が高いので、6月以降もランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■SBI・V・S&P500インデックス・ファンド  
基準価額 17,277円
信託報酬 0.0938%
純資産残高 5,440.02億円

<騰落率>
1カ月 -4.21%
3カ月  5.63%
6カ月  3.72%
1年    18.69%

※4月末時点

全体を見て:国際株式型ファンドの人気が高い

SBI証券では、5月も海外株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果をめざすインデックスファンド。このファンド1本で全世界の株式に国際分散投資できる。4月は4.2%のマイナスリターンとなった。そして、5月末時点における基準価額は16,553円と、4月末の16,561円とほぼ変わらずだった。ただ、5月末の純資産残高は5,357.85億円と、4月末の4,979.9億円に比べて約378億円増えている。米国株の上値が重い中、より幅広い国・地域に分散投資できる同ファンドへの関心が高まったと考えられるので、6月以降も同ファンドがSBI証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
基準価額 16,561円
信託報酬 0.1144%
純資産残高 4,979.9億円

<騰落率>
1カ月 -4.2%
3カ月  4.2%
6カ月  0.2%
1年    11.2%

※4月末時点

ここに注目:「iFreeレバレッジ NSASDAQ100」が6位にランクイン

「iFreeレバレッジ NASDAQ100」が6位にランクインしている。同ファンドは、日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の2倍程度となることを目指して運用をおこなうブル型ファンドである。4月は-26.2%と大きく基準価額が下がった。ウクライナ情勢の緊迫化が続いていることや、米金利上昇によってハイテク株比率の高いNASDAQ100指数は売りが優勢になったからだ。そして、5月末の基準価額も24,015円と、4月末の25,532円に比べて約6%のマイナスとなっている。NASDAQ100指数は2021年11月の高値16,764.86ポイントから2022年5月の安値11,492.29ポイントまで約32%下落し、弱気相場入りしている。短期的なリバウンド狙いならいいが、長期保有に同ファンドは適していない。安易な逆張りをすると、損失がさらに膨らむ恐れがあるので注意が必要だ。

■iFreeレバレッジ NASDAQ100
基準価額 25,532円
信託報酬 0.99%(年率・税込)
純資産残高 1,453億円

<騰落率>
1カ月 -26.2%
3カ月 -21.1%
6カ月 -34.7%
1年    -18.1%

※4月末時点