2022年5月、SMBC日興証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要

SMBC日興証券の5月ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。4月末時点における純資産残高は2,000億円を超えており、日経平均株価に連動するインデックスファンドの中では最大である。そして、5月末時点における基準価額は19,613円と4月末の19,300円に比べて1.6%上昇した。しかし、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が上昇する局面で売りが増える傾向にある。5月は同ファンドから約78億円の資金が流出した。これは、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で最大である。6月に入っても日経平均株価は上値追いの動きが続いているが、引き続きSMBC日興証券のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■日経225ノーロードオープン 
基準価額 19,300円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2,286.84億円

<騰落率> 
1カ月 -3.54%
3カ月  0.16%
6カ月 -6.47%
1年    -6.11%

※4月末時点

全体を見て:海外株式型ファンドが人気

SMBC日興証券では、5月も海外株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。4月は6.8%のマイナスリターンとなったが、5月末時点における基準価額も10,282円と4月末の10,555円と比べて2.6%のマイナスとなった。米国のハイテク株は、ロシアのウクライナ侵攻や米金利上昇によって上値が重くなっている。同ファンドの5月資金流入額は394億円と高水準の資金流入が続いたものの、4月の627億円から大きく減少しており、5月の資金流入額では「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の706億円に次いで2位だった。パフォーマンス悪化と資金流入ペースが鈍化傾向にあるが、6月もSMBC日興証券のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型  
基準価額 10,555円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 1兆7,452.96億円

<騰落率>
1カ月 -6.8%
3カ月 -0.6%
6カ月 -6.8%
1年     6.9%

※4月末時点

ここに注目:「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」が5位にランクイン

「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」が、5位にランクインしている。同ファンドは、米国のリート(不動産投資信託)に投資するファンドである。4月の米国リートは4.39%のマイナスとなった(FTSE NAREIT Equity REITs インデックス)が、円安・ドル高が進んだことから、同ファンドは3.39%のプラスリターンとなった。4月末時点における1年間のリターンも36.65%と非常に高いので、6月以降もSMBC日興証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)  
基準価額 3,908円
信託報酬 1.54%(年率・税込)
純資産残高 7,776.9億円

<騰落率>
1カ月   3.39%
3カ月 15.97%
6カ月 14.91%
1年     36.65%

※4月末時点