2022年5月、福岡銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」の概要

福岡銀行の5月ランキング1位は、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。通常は「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の方が人気だが、福岡銀行では「Bコース(為替ヘッジなし)」のみがランクインしている。ただ、米金利上昇から米国のハイテク株は売りが優勢となり、5月末時点における6カ月騰落率は12.5%のマイナスリターンとなっている。しばらく同ファンドには厳しい環境が続きそうだが、6月以降も福岡銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)  
基準価額 42,088円
信託報酬 1.727%
純資産残高 6,130億円

<騰落率>
1カ月  -2.6%
3カ月  -1.6%
6カ月 -12.5%
1年       4.5%

※5月末時点

全体を見て:外国株式ファンドが人気

福岡銀行の5月上位10ファンド中、5つが外国株式ファンドだった。ランキング2位の「ひふみワールド+」は、日本を除く世界各国の成長性が高いと判断される銘柄を中心に選別して投資するアクティブファンドである。5月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.ディア(アメリカ) 1.71%
2.MTUエアロ・エンジンズ(ドイツ) 1.66%
3.アクセンチュア(アイルランド)1.37%
4.タイソン・フーズ(アメリカ) 1.28%
5.ケイデンス・デザイン・システムズ(アメリカ) 1.25%

5月の騰落率は、0.26%のマイナスリターンとなった。また、同ファンドは世界中の株式に分散投資しているものの、米国株の比率が62.66%と高く、5月末時点における6カ月リターンも9.56%のマイナスとなっている。同ファンドは「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」と同じように成長株が多いので、しばらく厳しい環境が続きそうだが、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期での運用を心がけるようにしたい。

■ひふみワールド+
基準価額 14,147円
信託報酬  1.628%
純資産残高 2,053.30億円

<騰落率>
1カ月 -0.26%
3カ月  0.48%
6カ月 -9.56%
1年    -1.89%

※5月末時点

ここに注目:「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」が9位にランクイン

「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」が9位にランクインしている。同ファンドは、高い技術力やブランド力があり、今後グローバルでの活躍が期待できる日本企業を中心に投資するアクティブファンドである。5月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.日立 13.4%
2.三菱商事 10.8%
3.ソニーグループ 10.7%
4.リクルートホールディングス 7.7%
5.キーエンス 6.4%

同ファンドは20銘柄程度に集中投資しているので、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドよりも、リスクは高い傾向にある。ただ、2008年に設定されて運用実績は10年以上あり、設定来(2008年3月〜)の騰落率も360.73%とTOPIX(配当込み)の110.81%を大きく上回っている。長期での運用を考える人に適したファンドといえるだろう。

■スパークス・新・国際優良日本株ファンド
基準価額 39,417円
信託報酬 1.804%(税込・年率)
純資産残高 1,316.92億円

<騰落率>
1カ月   1.71%
3カ月  -1.61%
6カ月 -17.97%
1年      -9.11%

※5月末時点