5月の資金流入額トップ(投資信託全体)は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(706.21億円)

5月は外国株式型ファンドへの資金流入が目立った。米金利上昇を受けて株価は乱高下したが、円安が進んだことによって外貨建ての資産を購入する動きが加速したからだ。そして、5月の資金流入額トップは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。5月は約706億円の資金流入があり、純資産残高は1兆2,000億円を超えた。インデックスファンドの中で最大の純資産残高を誇り、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中でも2番目の大きさである。6月以降も、同ファンドに高水準の資金流入が続くかどうかに注目している。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)  
基準価額 18,669円
信託報酬 0.0968%
純資産残高 1兆2,208.56億円

<騰落率>
1カ月 -1.0%
3カ月  5.6%
6カ月  1.3%
1年    16.9%

※5月末時点

5月の資金流出額トップ(投資信託全体)は「日経225ノーロードオープン」(78.67億円)

5月の資金流出額トップは「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。日経平均株価は5月12日に25,688.22円まで下落したが、月末にかけて上昇。同ファンドの5月の騰落率は1.62%のプラスリターンとなった。しかし、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が上昇する局面で売りが増える傾向にある。同ファンドからは5月に約78億円の資金流出があった。ただ、純資産残高は2,000億円を超えており、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドの中では2番目の大きさである。今後も純資産残高を増やしていく可能性は高いだろう。

■日経225ノーロードオープン 
基準価額 19,613円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2,246.68億円

<騰落率> 
1カ月  1.62%
3カ月  3.61%
6カ月 -1.23%
1年    -4.72%

※5月末時点

5月の純資産残高トップ(投資信託全体)は「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」(1兆7,405億円)

5月末時点の純資産残高トップは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の1兆7,405億円だった。同ファンドは、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドで、2021年7月から11カ月連続でトップをキープしている。そして、2位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の1兆2,208億、3位は「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」の1兆415億円で、純資産残高が1兆円を超えているのは3本だった。「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の差は5,000億円以上あるが、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の方がパフォーマンスはよく、5月の資金流入額も多かった。6月以降も、両ファンドの差が縮まるかどうかに注目だ。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型  
基準価額 10,282円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 1兆7,405億円

<騰落率>
1カ月  -2.6%
3カ月  -1.6%
6カ月 -12.4%
1年       4.5%

※5月末時点