2022年6月、野村證券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「野村インデックスファンド・日経225」の概要

野村證券の6月ランキング1位は、「野村インデックスファンド・日経225」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。5月は1.6%のプラスリターンとなったが、6月末の基準価額は30,899円と、5月末の31,901円に比べて3.2%の下落となった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。日経平均株価は6月第3週(13~17日)に急落したが、同ファンドには約51億円の資金流入があった。これは、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で10番目の大きさである。7月以降も、日経平均株価が下落する局面では、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

■野村インデックスファンド・日経225  
基準価額 31,901円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 597.2億円

<騰落率>
1カ月  1.6%
3カ月  3.7%
6カ月 -1.1%
1年    -4.3%

※4月末時点

全体を見て:米国株を対象にしたファンドも人気

野村證券では、米国株を対象にしたファンドの人気も高かった。ランキング2位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。5月は2.6%のマイナスリターンとなったが、6月末の基準価額は10,288円と5月末の10,282円とほぼ変わらずだった。ただ、純資産残高は1兆7,538.28億円で、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中でトップの座をキープしている。2022年に入って、米長期金利上昇から米国の成長株は売りが優勢になっているが、7月以降も、同ファンドが野村証券のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型  
基準価額 10,282円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 1兆7,405億円

<騰落率>
1カ月   -2.6%
3カ月   -1.6%
6カ月 -12.4%
1年        4.5%

※5月末時点

ここに注目:「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」が5位にランクイン

「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」が5位にランクインしている。同ファンドは、米国の取引所に上場しているリート(不動産投資信託)に投資するファンドである。5月は6.89%のマイナスリターンとなったが、6月末の基準価額も3,502円と、5月末の3,603円に比べて約2.9%の下落となった。少しパフォーマンスは悪化してきているが、配当利回りは2.96%(4月末時点)となっているので、インカムゲイン狙いの買いが7月以降も入る可能性は高いだろう。

■フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)  
基準価額 3,603円
信託報酬 1.54%(年率・税込)
純資産残高 7,261.59億円

<騰落率>
1カ月 -6.89%
3カ月  9.09%
6カ月  7.03%
1年    24.57%

※5月末時点