2022年6月第4週、大和証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワ・ブルベア・ファンド6 ブル3倍日本株ポートフォリオ6」の概要

大和証券の6月第4週ランキング1位は、「ダイワ・ブルベア・ファンド6 ブル3倍日本株ポートフォリオ6」だった。同ファンドは国内の株価指数先物および債券に投資し、日々の基準価格の値動きが、国内株式市場の値動きの3倍程度となることを目指して運用を行うブル型ファンドである。6月は-9.9%とマイナスリターンになった。日経平均株価は6月9日に28,389.75円まで上昇したが、20日には25,520.23円まで急落している。ただ、日経平均株価を対象にしたブル型ファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。7月以降も、日経平均株価が下落するときは、大和証券で同ファンドに買いを入れる顧客が多いだろう。

■ダイワ・ブルベア・ファンド6 ブル3倍日本株ポートフォリオ6  
基準価額 6,387円
信託報酬 1.023%
純資産残高 334億円

<騰落率>
1カ月  -9.9%
3カ月 -17.1%
6カ月 -26.2%
1年    -28.1%

※6月末時点

全体を見て:インカムゲイン狙いのファンドが多い

大和証券では、リートや配当を重視した株式ファンドなど、値上がり益(キャピタルゲイン)よりもインカムゲインをメインとしたファンドの人気が高い。ランキング2位の「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」は、国内のリート(不動産投資信託)に投資し、東京証券取引所が算出・公表している「東証REIT指数(配当込み)」に連動する投資成果を目指すファンドである。5月は1.7%のプラスリターンとなったが、6月末の基準価額は2,704円と、5月末の2,814円に比べて約4%の下落となった。世界中で急激な金融引き締めが進み、景気後退への懸念が高まっているからだ。ただ、同ファンドの予想配当利回り(5月末時点) は3.7%あり、インカムゲイン狙いの買いが期待できる。7月以降も大和証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)
基準価額 2,814円
信託報酬 0.792%(年率・税込)
純資産残高 4,094億円

 <騰落率>
1カ月  1.7%
3カ月  7.3%
6カ月  1.7%%
1年    -0.5%

※5月末時点

ここに注目:「フィデリティ世界バリュー株式ファンドBコース(年2回決算・為替ヘッジなし)」が4位にランクイン

「フィデリティ世界バリュー株式ファンドBコース(年2回決算・為替ヘッジなし)」が4位にランクインしている。同ファンドは世界の割安株(バリュー株)に投資するアクティブファンドで、4月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.アンテロ・リソーシズ(米国) 1.7%
2.エジソン・インターナショナル(米国) 1.4%
3.ダラー・ツリー(米国) 1.3%
4.セノバス・エナジー(カナダ) 1.2%
5.ヘス(米国) 1.2%

同ファンドは2021年8月に新規設定されたが、5月末時点における設定来騰落率は21.59%となっている。今年になってグロース株よりバリュー株が優位な展開が続いているので、7月以降も大和証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■フィデリティ世界バリュー株式ファンドBコース(年2回決算・為替ヘッジなし) 
基準価額 12,159円
信託報酬 1.65%(年率・税込)
純資産残高 581.9億円

<騰落率>
1カ月    3.18%
3カ月  10.84%
6カ月  15.09%
設定来 21.59%

※5月末時点