公募株式投資信託(ETFを除く)は8,169億円の資金流入で19カ月連続の資金流入超

純資産総額 82,731,903百万円(-877,637百万円)
ファンド数 5,594本(-19本)

海外・内外株式などで資金流入が続いたことから、6月は8,169億円の資金流入となり、19カ月連続で資金流入超となった。ただ、株式市場の下落などにより、純資産総額は約8,776億円減少し、82兆7,319億円と3カ月連続で減少した。たとえば、1〜6月のNYダウは15.3%安となり、上半期の下落率としては1962年以来、60年ぶりの大きさとなった。また、機関投資家の多くが運用指標とするS&P500種株価指数も20.6%安となり、上半期の下落率としては1970年以来の大きさだった。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が資金を集める

6月の資金流入額トップは、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の約583億円だった。同ファンドは、S&P500種株価指数(配当込み・円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。6月末時点における純資産残高は1兆2,547.79億円と、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で2番目の大きさとなっている。一方、純資産残高トップ(1兆7,538.28億円)の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の6月の資金流入額は121億円で、5月の2位(約394億円)から16位に後退した。これまで人気があった同ファンドのようなグロース(成長)株に投資するファンドは、世界的な金利上昇を嫌気して基準価額が大きく下がっているのが原因だ。「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の6月末時点における6カ月騰落率も、15.2%のマイナスリターンとなっている。来月以降も同ファンドに資金流入が続くかどうかに注目している。

新規設定ファンドでは外国債券型が7割を占める

6月の新規設定ファンドは13本と5月の6本から増加し、設定額も約690億円と5月の約17億円から大きく増加した。設定額上位3ファンドは、以下の通り。

1.GS グローバル社債ターゲット2022-06(限定追加型) 261.93億円
2.みずほグローバル・ターゲット利回り債券ファンド2022-06(限定追加型)215.6億円
3.One円建て債券ファンドⅡ2022-06 115.66億円

外国株式のパフォーマンスが悪化する中、債券型ファンドの新規設定が増えている。「GSグローバル社債ターゲット2022-06(限定追加型) 」は6月の資金流入額が国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で2位となっており、7月以降も債券型ファンドの人気が継続する可能性は高いだろう。