2022年7月、SBI証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の概要

SBI証券の7月ランキング1位は、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。SBI証券では、ランキング3位の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」とあわせ、S&P500種株価指数に連動するインデックスファンドの人気が高い。同ファンドの6月の騰落率は2.02%のマイナスリターンとなったが、7月末の基準価額は17,624円と、6月末の16,767円に比べて5.1%のプラスリターンとなった。S&P500種株価指数の値動きにかかわらず同ファンドには買いが入っているので、8月以降もランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■SBI・V・S&P500インデックス・ファンド  
基準価額 16,767円
信託報酬 0.0938%
純資産残高 5,816.42億円

<騰落率>
1カ月 -2.02%
3カ月 -7.04%
6カ月 -4.77%
1年    11.14%

※6月末時点

全体を見て:7月も国際株式型ファンドが人気

SBI証券では7月も国際株式(海外株式)型ファンドが人気で、上位10ファンド中7つを占めている。ランキング2位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざすインデックスファンド。 このファンド1本で全世界の株式に国際分散投資できる便利なファンドだ。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」の第1位にも選ばれており、個人投資家の人気も高い。6月は1.9%のマイナスリターンだったが、7月末の基準価額は16,758円と、6月末の16,241円に比べて3.1%上昇した。同ファンドはS&P500種株価指数よりも幅広い銘柄に分散投資するので、よりリスクを抑えた運用が可能だ。8月以降もSBI証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
基準価額 16,241円
信託報酬 0.1144%
純資産残高 5,597.4億円

<騰落率>
1カ月 -1.9%
3カ月 -6.0%
6カ月 -4.3%
1年     5.1%

※6月末時点

ここに注目:「SBI 日本株3.8ベア」が4位にランクイン

「SBI 日本株3.8ベア」が4位にランクインしている。同ファンドは株価指数先物を積極的に利用することにより、日々の基準価額の値動きが国内株式市場の概ね3.8倍程度逆となることを目指して運用を行うベア型ファンドである。6月は20日に日経平均株価が25,520.23円まで急落するなど、6月の国内株式市場は軟調な動きだった。そして、同ファンドは+8.35%と高いリターンになった。しかし、7月は日経平均株価が28,000円を目指す展開になり、同ファンドの7月末の基準価額は419円と、6月末の519円に比べて約20%の下落となっている。同ファンドはハイリスク・ハイリターンのベア型ファンドで、基準価額が1カ月に10%程度動くことも珍しくない。信用取引などでハイリスク・ハイリターンの取引に慣れている投資家以外は購入しないほうがいいだろう。

■SBI日本株3.8 ベア  
基準価額 519円
信託報酬 0.913%(年率・税込)
純資産残高 68.94億円

<騰落率>
1カ月    8.35%
3カ月  10.43%
6カ月    4.85% 
1年    -13.64%
※6月末時点