2022年8月、楽天証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の概要

楽天証券の8月ランキング1位は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。8月のS&P500種株価指数は、前半と後半で景色が一変した。前半は上昇し、16日に4,325.28ポイントまで上昇したが、その後は下落に転じ3,955.00ポイントで取引を終了。7月末のS&P500種株価指数は4130.29ポイントだったので、8月のS&P500種株価指数は4.3%の下落となった。ただ、同ファンドの8月末時点における基準価額は19,417円と、7月末の19,236円に比べて+181円となった。同ファンドは円建てのS&P500種株価指数を対象にしているので、円安・ドル高がプラスに寄与したのだ。また、同ファンドの8月末時点の純資産残高は1兆4,000億円を超えており、9月には1兆5,000億円を突破するかどうかに注目している。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)  
基準価額 19,236円
信託報酬 0.0968%
純資産残高 1兆3,654.70億円

<騰落率>
1カ月  5.1%
3カ月  2.0%
6カ月  7.8%
1年    14.7%

※7月末時点

全体を見て:外国株式型ファンドが人気

楽天証券では、8月も外国株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を主要対象とし、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。これ1本で米国株式市場の約4,000銘柄に幅広く投資できるので、S&P500種株価指数を対象にしたインデックスファンドよりもリスクを抑えた運用が可能だ。9月以降も楽天証券のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■楽天・全米株式インデックス・ファンド  
基準価額 19,808円
信託報酬 0.162%
純資産残高 6359.80億円

<騰落率>
1カ月  5.3%
3カ月  1.7%
6カ月  7.3%
1年   10.8%

※7月末時点

ここに注目:「楽天日本株4.3倍ブル」が5位にランクイン

「楽天日本株4.3倍ブル」が5位にランクインしている。同ファンドは、国内の株価指数を対象にした先物取引を積極的に活用することで、日々の基準価格の値動きが国内株式市場の値動きに対しておおむね4.3倍程度となることを目指して運用を行うブル型ファンドである。7月は+22.1%と高いリターンとなり、8月末の基準価額も11,834円と7月末の11,408円から上昇した。ただ、1カ月で20%程度動くことも珍しくなく、ハイリスク・ハイリターンの金融商品である。積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しない方がいいだろう。

■楽天・日本株4.3倍ブル  
基準価額 11,408円
信託報酬 1.243%(年率・税込)
純資産残高 485.76億円

<騰落率>
1カ月  22.1%
3カ月   8.1%
6カ月  -0.8%
1年    -15.3%

※7月末時点