2022年8月第4週、大和証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」の概要

大和証券の8月第4週ランキング1位は、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。7月は7.4%のプラスリターンとなったが、8月は2.01%のマイナスリターンだった。ただ、2022年になって米国のハイテク株は売りが優勢になっているが、同ファンドは為替ヘッジなしなので、円安・ドル高が有利に働いている。9月以降も大和証券で同ファンドの人気が継続するかどうかに注目だ。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)  
基準価額 45,210円
信託報酬 1.727%
純資産残高 6,809億円

<騰落率>
1カ月 7.4%
3カ月 4.7%
6カ月 4.0%
1年    2.0%

※7月末時点

全体を見て:インカムゲイン狙いのファンドが人気

大和証券では、インカムゲイン狙いのファンドが人気だった。ランキング4位の「債券パワード・インカムファンド(資産成長型)」は、米国債、ジニーメイ債、投資適格社債およびハイイールド債に分散投資し、レバレッジを活用することによって年率10%程度の利回りを目指すファンドである。債券ファンドではあるが、最大5倍のレバレッジを活用するので、債券市場が下落したときは大きな損失がでる可能性もある。7月は12.70%の プラスリターンだったが、6カ月騰落率は-22.03%、1年騰落率は-34.47%と大きく下落している。インフレ懸念から米国の金利は上昇が続いており、今後も同ファンドの値動きには注意が必要だろう。

■債券パワード・インカムファンド(資産成長型) 
基準価額 7,208円
信託報酬 1.749%(年率・税込)
純資産残高 122.88億円

<騰落率>
1カ月  12.70%
3カ月  -4.01%
6カ月 -22.03%
1年    -34.47%

※7月末時点

ここに注目:「フィデリティ世界バリュー株式ファンドAコース(年2回決算・為替ヘッジあり)」が10位にランクイン

「フィデリティ世界バリュー株式ファンドAコース(年2回決算・為替ヘッジあり)」が10位にランクインしている。同ファンドは、日本を含む世界の株式に投資するアクティブファンドで、6月時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.アンテロ・リソーシズ(米国) 1.7%
2.エジソン・インターナショナル(米国) 1.4%
3.キューブスマート(米国) 1.4%
4.エンタジー(米国) 1.2%
5.AES(米国) 1.1%

同ファンドはA〜Dまで4つのコースがあり、これまではBコース(年2回決算・為替ヘッジなし)の人気が高かったものの、大和証券ではAコースがランクインしている。ドル円は8月に140円に迫る場面もあり、円高リスクを意識する顧客が増えていると考えられる。9月以降も同ファンドが大和証券のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■フィデリティ世界バリュー株式ファンドAコース(年2回決算・為替ヘッジあり) 
基準価額 9,748円
信託報酬 1.65%(年率・税込)
純資産残高 62.2億円

<騰落率>
1カ月  6.92%
3カ月 -4.21%
6カ月 -4.31%

※7月末時点