2022年8月、SMBC日興証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワ日本国債ファンド(年1回決算型)」の概要

SMBC日興証券の8月ランキング1位は、「ダイワ日本国債ファンド(年1回決算型)」だった。同ファンドは、日本国債に投資し、残存期間の異なる債券の利息収入を幅広く確保することを目指して運用を行う。日本国債は信用力が高く、利金や償還金の支払いの確実性は高い。ただ、9月8日時点における日本国債30年利回りは1.29%である。信託報酬が0.77%かかることを考えると、実際の利回りはもっと低くなる。8月末時点の1年、3年、5年の騰落率もマイナスとなっており、現在の金利水準ではあまり魅力を感じないファンドといえるだろう。

■ダイワ日本国債ファンド(年1回決算型) 
基準価額 10,482円
信託報酬 0.77%(年率・税込)
純資産残高 99億円

 <騰落率>
1カ月 -0.3%
3カ月  0.0%
6カ月 -0.3%
1年    -1.4%

※8月末時点

全体を見て:外国株式型アクティブファンドが人気

SMBC日興証券では、外国株式型アクティブファンドの人気が高かった。ランキング3位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。7月は+7.4%と高いリターンになったが、8月は2.04%のマイナスリターンだった。ただ、8月は248.14億円の資金流入があり、8月末時点における純資産残高は1兆8,203.94億円と、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で最大だ。9月も同ファンドに高水準の資金流入が続くかどうかに注目だ。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
基準価額 10,943円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 1兆8,672億円

<騰落率>
1カ月 7.4%
3カ月 4.7%
6カ月 4.1%
1年    2.1%

※7月末時点

ここに注目:「グローバル・アグリカルチャー&フード株式ファンド」が4位にランクイン

「グローバル・アグリカルチャー&フード株式ファンド」が4位にランクインしている。同ファンドは7月29日に新規設定されたファンドで、世界の上場株式の中から農業(アグリカルチャー)や食料(フード)に関連するビジネスを行う企業の株式に投資するアクティブファンドである。8月22〜26日週には同ファンドに21.75億円の資金流入があった。これは国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で9番目の大きさである。世界各国でインフレ圧力が強まる中、農業や食料に対する関心は高いので、9月以降も同ファンドがSMBC日興証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■グローバル・アグリカルチャー&フード株式ファンド 
基準価額 10,356円
信託報酬 1.8205%(年率・税込)
純資産残高 110.55億円

※9月7日時点