9月の資金流入額1位は「日経225ノーロードオープン」(382.53億円)
国内株式型ファンドの9月資金流入額1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。9月末の日経平均株価は、8月末に比べて2,000円以上下落。同ファンドの基準価額も-6.98%となった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。10月以降も、日経平均株価が下落する場面では、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。
■日経225ノーロードオープン
基準価額 18,795円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2,350.72億円
<騰落率>
1カ月 -6.98%
3カ月 -1.07%
6カ月 -6.06%
1年 -10.70%
※9月末時点
9月のリターン1位は「国際・キャピタル日本株式オープン<ロシア・ルーブル>(1年決算型)」(8.12%)
国内株式型ファンドの9月リターンランキング1位は、「国際・キャピタル日本株式オープン<ロシア・ルーブル>(1年決算型)」だった。同ファンドは日本株に投資するが、米ドルやブラジル・レアル、ロシア・ルーブルなど11の通貨コースを選べる。9月はルーブル高が進んだことによって、同ファンドの基準価額は上昇した。ただ、ロシア・ウクライナ情勢の緊迫化によって現在は換金しか受け付けていないので、注意が必要だ(購入は不可)。
■国際・キャピタル日本株式オープン<ロシア・ルーブル>(1年決算型)
基準価額 21,344円
信託報酬 1.928%(年率・税込)
純資産残高 0.24億円
<騰落率>
1カ月 8.1%
3カ月 5.2%
6カ月 80.9%
1年 53.7%
※9月末時点
9月の純資産残高1位は「ひふみプラス」(4,515.12億円)
国内株式型ファンドの9月純資産残高1位は、「ひふみプラス」だった。同ファンドは「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、主に日本の成長企業に投資する投資信託で、9月末時点における組入上位銘柄は以下の通り。
1.東京海上ホールディングス 2.26%
2.日本電信電話 1.89%
3.味の素 1.78%
4.オリエンタルランド 1.65%
5.インターネットイニシアティブ 1.50%
9月の騰落率は-4.16%となり、1年騰落率も-18.11%と下落している。10月以降、同ファンドのパフォーマンスが改善するかどうかに注目だ。
■ひふみプラス
基準価額 43,613円
信託報酬 1.078%(年率・税込)
純資産残高 4,515.11億円
<騰落率>
1カ月 -4.16%
3カ月 -0.17%
6カ月 -6.53%
1年 -18.11%
※9月末時点