2022年10月、野村證券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「野村インデックスファンド・日経225」の概要
野村證券の10月ランキング1位は、「野村インデックスファンド・日経225」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)と連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。9月は-6.9%のマイナスリターンとなったものの、10月末時点における基準価額は32,515円と、9月末の30,592円と比べて+6.2%のプラスリターンとなった。野村證券では日経平均株価に連動するインデックスファンドが人気なので、11月以降も同ファンドがランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■野村インデックスファンド・日経225
基準価額 30,592円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 601.6億円
<騰落率>
1カ月 -6.9%
3カ月 -1.0%
6カ月 -6.0%
1年 -10.5%
※9月末時点
全体を見て:株価指数を対象にしたインデックスファンドが人気
野村證券では、日経平均株価やS&P500種株価指数などの株価指数を対象にしたインデックスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「eMAXIS S&P500インデックス」は、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。9月は-4.5%のマイナスリターンとなったものの、10月末時点における基準価額は15,446円と、9月末の14,071円に比べて9.7%の上昇となった。S&P500種株価指数を対象にしたインデックスファンドも人気なので、11月以降も同ファンドが野村證券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■eMAXIS S&P500インデックス
基準価額 14,071円
信託報酬 0.33%(年率・税込)
純資産残高 212.83億円
<騰落率>
1カ月 -4.5%
3カ月 1.3%
6カ月 -5.9%
1年 9.2%
※9月末時点
ここに注目:「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」が5位にランクイン
「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」が5位にランクインしている。同ファンドは米国のリート(不動産投資信託)に投資するREIT型ファンドである。9月は-10.06%のマイナスリターンとなった。また、8月末時点における実績配当利回りは3.29%あるものの、米10年債利回りが4%を超えており、投資妙味は薄れている。11月以降も野村證券のランキング上位に入るかどうかに注目だ。
■フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)
基準価額 3,161円
信託報酬 1.463%(年率・税込)
純資産残高 6,589.4億円
<騰落率>
1カ月 -10.06%
3カ月 -7.06%
6カ月 -12.11%
1年 5.63%
※9月末時点