2022年11月、福岡銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」の概要
福岡銀行の11月のランキング1位は、「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」だった。同ファンドは、国内の取引所に上場している不動産投資信託(J-REIT)に投資するREIT型ファンドである。11月末時点における予想配当利回りは3.82%と高く、インカムゲイン狙いのファンドとして魅力がある。11月は-0.25%のマイナスリターンとなったものの、12月以降も福岡銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)
基準価額 6,402円
信託報酬 1.1%(年率・税込)
純資産残高 4,392.28億円
<騰落率>
1カ月 -0.25%
3カ月 -2.31%
6カ月 0.93%
1年 1.77%
※11月末時点
全体を見て:外国株式型ファンドが人気
福岡銀行では、11月も外国株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」は、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。11月は円高・ドル安が進んだため、-5.0%のマイナスリターンとなった。成長株は売りが優勢な展開が続いているものの、12月以降も同ファンドが福岡銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 43,232円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 6,890億円
<騰落率>
1カ月 -5.0%
3カ月 -2.4%
6カ月 2.7%
1年 -10.2%
※11月末時点
ここに注目:「One国内株オープン」が8位にランクイン
「One国内株オープン」が8位にランクインしている。同ファンドは、成長株、割安株、大型株、中小型株といった視点等から、その局面で最適と思われる銘柄に投資するアクティブファンドで、11月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.トヨタ自動車 3.05%
2.ソニーグループ 3.03%
3.キーエンス 2.34%
4.三菱UFフィナンシャル・グループ 2.33%
5.日立製作所 1.89%
11月は+3.26%のプラスリターンとなり、1年騰落率も+3.22%と好調だ。12月以降も同ファンドが福岡銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■One 国内株オープン
基準価額 31,006円
信託報酬 1.76%(年率・税込)
純資産残高 169.85億円
<騰落率>
1カ月 3.26%
3カ月 3.02%
6カ月 7.20%
1年 3.22%
※11月末時点