4社共通の傾向:S&P500種指数を対象にしたインデックスファンドが人気
ネット証券4社では、12月もS&P500種指数を対象にしたインデックスファンドが人気だった。三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の各ネット証券でのランキングは、以下の通り。
1.SBI証券 3位
2.楽天証券 1位
4.マネックス証券 4位
3.auカブコム証券 1位
ただ、11月は-4.8%のマイナスリターンとなり、12月末時点における基準価額も18,035円と11月末の19,380円に比べて約7%の下落となっている。同ファンドは円換算ベースのS&P500種指数を対象にしているので、円高・ドル安がマイナス要因となったのだ。今後は、米国株式市場の動向だけでなく、ドル円相場の動きも注視する必要があるだろう。
■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額 19,380円
信託報酬 0.0968%(年率・税込)
純資産残高 1兆6,301.54億円
<騰落率>
1カ月 -4.8%
3カ月 -0.2%
6カ月 3.8%
1年 5.1%
※11月末時点
全体を見て:ブル型ファンドが人気
ネット証券4社では、ブル型ファンドの人気も高かった。楽天投信投資顧問が運用する「楽天日本株4.3ブル」の各ネット証券でのランキングは、以下の通り。
1.SBI証券 6位
2.楽天証券 4位
4.マネックス証券 1位
3.auカブコム証券 2位
ただ、11月は6.2%のプラスリターンとなったものの、12月末の基準価額は8,196円と11月末の11,261円に比べて約28%下落している。同ファンドはハイリスク・ハイリターンのブル型ファンドなので投資初心者には勧められない。積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しないほうがいいだろう。
■楽天日本株4.3倍ブル
基準価額 11,261円
信託報酬 1.243%(年率・税込)
純資産残高 492.01億円
<騰落率>
1カ月 6.2%
3カ月 -4.8%
6カ月 2.8%
1年 -13.2%
※11月末時点
ここに注目:日経平均株価を対象にしたインデックスも上位に
国内株では、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドも人気だった。つみたてNISAなどを利用し、積立投資している投資家も多いと考えられるからだ。ただ、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは、株価が上昇する局面で売りが増える傾向にある。11月の日経ノーロードオープンは1.34%上昇したが、約147億円の資金が流出した。これは、国内公募株式投信(ETF除く)の中で最大だ。日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは、ブル型・ベア型ファンドと同じように短期で取引する投資家も多いのだろう。ただ、短期での値動きに一喜一憂するのではなく、長期での運用を考えるべきである。
■日経225ノーロードオープン
基準価額 20,236円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2,242億円
<騰落率>
1カ月 1.34%
3カ月 0.15%
6カ月 3.18%
1年 1.91%
※11月末時点